大学受験を始める受験生にとって英単語帳は何を使用するかが重要である。学校で配布されている単語帳もあるが、実際には使用できないケースも多い。そのため、受験生が使用すべき単語帳を紹介します。
高校で購入させられている単語帳を聞くとセンスのないケースが多くあります。生徒の学力層にあっていない単語帳を無理に使用するので何も効果がない場合もある。例えば、高校1年生からターゲット1900を使用させているが、そもそも進学先に関関同立レベル以上が1割にも満たない高校で使用する意味があるのでしょうか?この様に、まず自分がどの様な単語帳を使用すべきかを考えてみましょう。
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偏差値50未満の場合は英語の基礎が身についていないケースが多いために、最初に中学範囲を含めて英単語と熟語を併せて学習するようにしましょう。期間は3ヵ月~8ヵ月程度で高校1年生から始めるなら1年間で仕上げる感覚で良いでしょう。
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①の内容と重複している点もあるが、単語のみが掲載されている1冊。そのため、仕上げるのに時間がかかる。ただ、この1冊をしっかりと取り組めば共通テストの問題程度なら十分に対応できる。期間は4ヵ月~8ヵ月程度。高校2年生の冬ごろまでに完成すれば十分すぎる。
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最初から学習すると大変だが、②を取り組んだ後では前半は一気にページを進めることができる。そのため、後半の801~の1500単語が急にペースは落ちるだろう。そして、1501~1900で時間がかかることは避けられない。期間は6ヵ月~1年程度を想定。
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③が1~800がある程度完成すれば取り組んでほしい。時間がかかるが①を取り組んでいれば、まだ負担は軽くなる。また、③で欄外の熟語をしっかりと抑えていれば以外に中盤までスムーズにいける。ただ、最後は英文法の参考書と併せて学習しよう。
このパーターンは学力が低いが計画的に勉強したい高校生向けである。イメージとすれば、高校1年生で①を完成させ、高校2年生12月末までに②を完成させる。そして、③と④を1年かけて完成させる。時間がかかるが着実に力をつけることができる。デメリットは費用面ですが、取り組めば力になります。
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中学範囲の英単語から学習できるので、語彙力を総合的に上げることができる。そのため、参考書で英文が読めるようになるので演習が多くできます。ただ、過去問を取り組むには語彙力は不足しているのでできれば3ヵ月程度で網羅して欲しい。
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①が終了すれば時間次第ですが、ターゲットの1~800を覚えて欲しい。データーベースに半数は掲載されているので覚える量自体は400語程度なので、ここまで取り組んでおけば中堅私大は大丈夫でしょう。それ以上の大学も狙えるところまでいける。まずは、800語までを目安として、この段階から③を並行して取り組むようにしよう。
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②と並行して取り組むことになるが、熟語帳はある程度後半までいかないと効果はないのでペースを上げながら定着させましょう。マーカーを活用して欄外に重要な言葉が掲載されている場合は線を引いていきましょう。
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受験勉強が遅れた受験生が必要最低限の英単語と熟語を詰め込むための単語帳としては最適な1冊です。レベル1~2で中学生範囲を復習しながらもレベル3~6で高校生範囲の内容をしっかりと学習はできます。ただ、この1冊で完璧に英単語を仕上げるというよりは、英文が読める段階まで短期間で仕上げるための単語帳になります。そのため、中堅私大の入問題であっても全ての単語をわかるようにはなりませんが、英文自体は最低限読めるようにします。
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同志社大学や国公立大学を狙うなら取り組んでおきたい単語帳になります。あくまでサブ教材として使用して欲しい所ですが、読み込んでいけば同志社大学の問題も難しく感じなくなります。ただ、時間がかかるので、早めに少しづつでも取り組めるようにしましょう。
単語帳の使用でターゲットのシリーズが多いのは単語をどんどん覚えていくことができるため指導方法にマッチしているからです。もちろん、「速読英単語 標準編」を英文が読むのが苦手な生徒に使用することはありますが、基本的には長文を読みながら英語を学習していくなら上記の参考書で対応できます。