作 者 | 村枝賢一 |
出版社 | 小学館 |
掲 載 | 週刊少年サンデー(1992-1998) |
発刊数 | 全34巻 |
高杉和也は父親の影響でサッカー少年になり将来は親子でフィールドに立つことを夢見ていた。しかし、衝撃的な出来事により一時はサッカーから離れていたが高校生になりサッカーを再び初めて頂点を目指して進んでいく。
『俺たちのフィールド』の魅力は物語のスタートが小学生から始まりながら最終はW杯まで続く点である。物語を大きく分けると
以上の5つに分かれており主人公の成長を感じながら観ることができる。同じ少年サンデーに掲載されていた『MAJOR』と同じような流れといえる。
主人公の高杉和也はサッカーに熱心でありサッカー選手である父親の高杉貫一を尊敬していた。
少年時代は父親の高杉貫一が目立ち展開になるが、高杉貫一に関わった騎場拓馬や末次 浩一郎(出会ったのは高校時代)などと関わることになるり、後の中心メンバーとして活躍するチームメイトと関りをもつ時代である。ただ、高杉和也に重要な出来事が起こりサッカーを辞めてしまう。
高校時代にサッカーを再開するのだが、高杉和也は悩んでいた。サッカーをするべきかどうかで悩んでいた際に、試合の当日の朝に息子の様子を感じた母親の高杉晶子が子どもの頃の様に試合の日に作っていた納豆巻きを朝食に出してくる。前日に泥だらけになったシャツも何も言わず奇麗に洗っているなど全てを包み込む優しさを見せてくれる。この全てを包み込む優しさは末次 浩一郎も逆らえない優しさである。ただ、普段は天然なところがあり強弱がはっきりしている。
熱い物語にしているのは登場人物の熱い思いが名セリフとなっている点である
物語のストーリーを彩るセリフは非常に熱い言葉を発している。読んでいけば、キャラクターの個性を感じながら発した言葉が胸に響きます。
連載当初はJリーグが始まる前であったためにW杯も夢の時代であった。高校時代・アルゼンチン留学時代を過ぎてJリーグが開幕しているなどJリーグの発展と共に物語が進んだ作品である。さらに実際のW杯に出場した際の初戦がアルゼンチンだったように、作中の最大のライバルであるダミアン・ロペスがアルゼンチンということもあり、何と現実作品と作品が上手くリンクした作品と言える。
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