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小論文対策講座③「小論文が上達するためのコツ」

はじめに

大学入試でも推薦入試の枠が拡大していることで小論文により大学進学を決める機会は増えてきている。その一方で、小論文をしっかりと指導された経験が少ない高校生も多い。そのため、小論文の基礎から実践までを解説していきます。

小論文対策講座のページ

小論文が上達するコツは減点されない文章を書くことです。何事も基本の形が重要になるので、表現法帆の幅を持たせる前に基本の形がつくれるように練習しましょう。そのためにも、「序論-本論-結論」を意識して文章を書く練習をしましょう。

①序論

まず、序論では「問い」をつくる必要がある。ただ、字数にもよりますが、いきなり「問い」をつくるのではなく、導入後に「問い」をつくるようにしましょう。

例えば、いきなり「少子化対策はどうすべきか」と書くのではなく「最近の合計特殊出生率は~。では、その様な社会で少子化対策はどうすべきか。」というように、前振りを入れてから「問い」をつくってください。この話題は、本論で述べる内容と上手くリンクさせた方が評価を得やすい。そのため、よく出題される内容に関しては背景をしっかりと理解しましょう。

②本論

文字数に応じて、本論では譲歩と主論を上手く使えるようにする。譲歩とは、自分の意見と反対側の意見であるが、その意見のメリットを述べます。よく使用されるのが、「確かに~」の接続詞を使用しましょう。「確かに~」と述べている段階で自分の意見でないことがわかるだけでなく、相手の意見をしっかり理解したうえで反論があることがわかります。特に、まだ文章がしっかりと書けない場合は使用しましょう。

「確かに~(中略)。しかし、~(中略)」という形式で文章を書けば字数を埋めること自体は難しくありません。また、「確かに」を「一般的に」に変えても問題はありません。要は、字数を埋めるために形式から書き方を覚える方が近道になります。

③結論

結論は長々と解説する必要がありません。一歩間違えれば蛇足になるので、「以上のことから~」のように短くまとめましょう。注意点は「問い」に対する「解答」が一致しているかどうか注意。

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受験生の中には独創的な文章を書く方が良いのではと考えるかもしれませんが、小論文において形式は必ず必要です。よほどの力がない限りは冒険することは勧めません。それよりも、内容でしっかりと独創性をつけていきましょう。内容が曖昧だと評価されないので、しっかりと根拠に基づいた論を書くようにしましょう。そのためにも、形式通りに書いて小論文を書く力を身につけましょう。もし、不安なら評論文も見れば同じようになっていることがわかります。

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