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『青空』原秀則が描いたストーリー性が強い野球漫画

原秀則らしい通常の高校野球漫画では感じられないストーリーを感じる

『青空』の基本情報

作 者原秀則
出版社小学館
掲 載ビッグコミックスピリッツ(1998年~2002年)
発刊数全13巻

『青空』あらすじ

中学校野球選手権で有名になった主人公の天野光一は野球が廃部となっていた霞高校に入学することを決めた。小さな頃に、三雲氷介・沙川雪との約束を果たして甲子園出場を目指す。周囲の反対や妨害を受けながらも野球部を復活させて甲子園を目指すために努力する姿が描かれた野球漫画である。

背景が重たいながら主人公のひたむきさが物語を面白くする

霞高校が野球部廃部になっている理由は甲子園を目前にした時期に三雲氷介が暴力事件をおこしたことである。ただ、暴力事件といっても彼女の沙川雪が同じ部員に襲われたことを救うためである。そして、2人は事件の噂を避けるために街を離れることになるのだが…。この事件で動けなかった天野光一は贖罪の気持ちと離れ離れになった2人と再び会うために最後の約束であった甲子園を目指すことを決めた。

事件性からいえば、三雲氷介は被害者であるが甲子園目前の暴力事件により街の絶望感と暴行した野球部員が有力者の息子である理由から三雲氷介が悪者となった。その様な孤立状態にもかかわらず天野光一の融通が利かないぐらい霞高校で甲子園という意志の強さに熱い思いになる。

野球漫画としても秀逸な作品

原秀則の作品には高校野球の代表作である『やったろうじゃん!!(全19巻)』や恋愛もので映画化もされた『冬物語(全7巻)』があるなど、本格的な野球漫画だけでなく心理描写も得意としている。そのため、単純な高校野球漫画というより、複雑な人間関係の中で甲子園を目指す漫画であり、高校生以上の方が楽しむことが出来る作品である。

主人公の天野光一が甲子園を目指して必死に努力する姿だけでなく、三雲氷介が天野光一が小さな頃の約束を果たすために甲子園を目指している姿を知り色々な葛藤が生まれてくる。そんな人間模様を描きながら高校野球の面白さも描かれた作品です。

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