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『からくりサーカス』藤田和日郎による壮大なストーリーを感じる漫画

伏線も多く広がったストーリーが最後にまとめる名作漫画

『からくりサーカス』の基本情報

作 者藤田和日郎
出版社小学館
掲 載少年サンデー(1997年~2006年)
発刊数全43巻
アニメTOKYO MX(2018年~2019年)
H Phttps://karakuri-anime.com/(アニメ版公式HP)

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『からくりサーカス』あらすじ

莫大な遺産を相続したことで親族から狙われた才賀勝(さいが まさる)を偶然守ることになった加藤鳴海(かとう なるみ)と才賀勝を守ることを命じられたしろがね(人形遣いの女性)を中心に数奇的な物語が展開される。加藤鳴海はゾナハ病という奇病を患っていたが1つ1つの物語が最終的に1つの線でつながる。サーカスと関りを深く演出された作品である。

それぞれの登場人物の成長を感じる作品

才賀勝は最初は軟弱な男の子であり、しろがねに守られるだけしかない人物であった。しかし、加藤鳴海との別れをきっかけに泣くことを辞めて、どんな時でも笑えるように強くなろうとする姿は熱い気持ちになる。そして、しろがねも無表情で完璧な人間のように思えて加藤鳴海との出会いや才賀勝との関わりの中で自然に笑えるようになろうとしていく(慌てふためいている姿は何度も出てくるが)。そして、加藤鳴海の生き地獄から戻ってきたときの闇落ちの姿から本当の姿へと変わっていくなど主要メンバーだけでも熱い展開はある。

出典https://twitter.com/karakuri_anime

この物語の面白さは、登場人物全てに色々な背景を背負ている点である。アルレッキーノ・パンタローネ・コロンビーヌなど敵方の自動人形であるはずなのだが、物語を読み進めていくと彼らにも感情移入することになる。複雑なストーリであるけれども、1つ1つの出来事が上手くつながっており非常に面白い。

『からくりサーカス』の名言で感じるストーリーの良さ

「自分の命が惜しくねえヤツにゃ 他人の命の重さなんぞ、絶対わからねえからよ!!」

加藤鳴海がしろがねに発した言葉。しろがねは無表情で感情がでないだけでなく自分の命を軽視するところもあったが、それに対して加藤が本気で叱るシーン。

「何かあったら心で考えろ、今はどうするべきか・・・ってな。 そうして笑うべきだとわかった時は・・・泣くべきじゃないぜ。」

絶体絶命のピンチの際に加藤が才賀勝を守っている際に発した言葉である。この言葉が才賀勝の心に残り、泣き虫であった自分から脱却しようとするきっかけとなった。

「ああ、ルシール 僕にもわかるよ・・・ ナルミは何かを捨てて変身しているのだな。自動人形(オートマータ)にとっての悪魔(デモン)に!」

ゾナハ病をばらまき子供達から笑顔を奪った自動人形に対して凄まじい力を見せる加藤鳴海に対してギイ(*加藤鳴海を救い一緒に旅をしている)が発した言葉。ここからゾナハ病をばらまく自動人形を壊すために躍進していく。

出典https://twitter.com/karakuri_anime

「インさん、ありがとう、出会ってくれて。ありがとう、ことばをくれて。ありがとう、たくさん笑わせてくれて。そして・・・ありがとう、愛してくれて。いつかまた私と出会ってね。」

自動人形のモデルとなったフランシーヌの最後の言葉。伝染病を恐れた村民により幽閉されていたが最終的に自ら牢に火を放ち亡くなる前のワンシーン。彼女の笑顔を再び見るために自動人形がつくられることになる。

「ぼくは、幸せになれなかった人達を、いっぱい知ってる・・・・・・だから、だから小さい声で言わないよ。ぼくは、ぼくの近くで泣いてるヒトを、もう見たくない。」

才賀勝の言葉であるが、最初の方は弱々しかった男の子が凄惨な出来事の中で耐え抜くことで成長している姿を感じることができる一言。

「せっかく私にも、やりたいことが・・・見つかったのに・・・さぁ、次は・・・あの子達に、何を弾いてやろう・・・・・・」

最期に人間らしさを取り戻した機械人間しろがね-Oのジョージ・ラローシュであるが、登場時は冷徹な存在であったが次第に人間らしさを取り戻していく。気づいたときには最後の時…。

「カトウ、ありがとう、出会ってくれて。ありがとう、私に声をかけてくれて。ありがとう、思い出をくれて、あなたが私をまた憎んでもかまわない。だから・・・いつかまた、私と出会ってくださいね。」

しろがねが加藤鳴海に対して残した言葉である。加藤の闇の気持ちを持っていても出会った時の嬉しさを持ち続けている。

出典https://twitter.com/karakuri_anime

『からくりサーカス』は敵が誰なのかがわからなくなります。決して、単純なストーリーではないのですが、それぞれの物語を丁寧に説明しながら描いているので最後に1つの物語として完成度が高い状態で終わっていきます。少年誌に連載された漫画であるが大人に読んで欲しい作品です。

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