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『ブルーピリオド』美術大学を巡る青春を描いた漫画

今まで知らなかった芸術の世界を描いた漫画

『ブルーピリオド』の基本情報

作 者山口つばさ
出版社講談社
掲 載月刊アフタヌーン(2017年~)
発刊数続刊中
アニメ2021年放送予定
H Phttps://twitter.com/blueperiod_PR

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンKC) [ 山口 つばさ ]

価格:693円
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感想(2件)

『ブルーピリオド』あらすじ

高校2年生の矢口八虎は要領良く成績も優秀で楽しい高校生活を楽しく過ごしていた。ただ、将来の目標も決まらない中で偶然美術の世界にはいってしまう。美術部の部長の森先輩の影響で絵に興味を持ち、最難関の東京藝大油画科入学を目指して、本格的に勉強を始めることになる。学校の美術部から美大受験の予備校へと物語が進む中で個性的な登場人物に触発されながら成長していく。

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『ブルーピリオド』で芸術の世界を知ることが出来る

ピカソの絵が何が良いかわからないと作中でも言われている様に美術の奥の深さはわからない。実際に、写真を見た時に生の油絵を見ると絵が浮き上がって見えてくるが、どの様な意図があるのかはわからない。それは主人公の矢口八虎も同じで絵の初心者から色々考えて、苦しんで、作品と向き合って成長していく姿がある。そのため、一緒に芸術が何かを考えさせてくれる。

東京藝大はもちろん美術の世界を詳しく知らない人間であっても、今まで知らなかった世界観を見れて楽しめる。東京以外の芸大に進学していった人たちを知っているが作中の様な苦しみがなくても合格している姿を見ていたが流石にトップの学校は凄いと思える。

面白さの秘訣には個性豊かな登場人物である。特にお気に入りなのが、美術予備校の大葉先生である。いきなり「タラバガニはカニじゃないって知ってた?」っって質問したりする。場の空気が悪かろうがマイペースで行動するが、しっかりと考え抜かれた良い先生である。身長が高く声が身長が高いなど強烈な個性をしているがピリピリした雰囲気を変える力をもっている。もし、ドラマ化するようになったら片桐はいりが演じて欲しいキャラである。

『ブルーピリオド』の名言で物語を考える

「他人の努力の結果で酒飲むなよ。お前のことじゃないだろ」

矢口八虎がサッカーの試合を見ながら心の中で思った言葉であるが、まだ何も目的がない自分に対して気づきはじめた一言。要領が良いだけで何者にもなろうとしていない自分に嫌気をさし始めている。

「美術は面白いですよ。自分に素直な人ほど強い。文字じゃない言語だから。」

矢口八虎が通う高校の美術の先生より語られた言葉である。この言葉には芸術の面白さが隠されており、普通は写実的な作品が良く抽象的な作品は意味が解らないことが多い。ただ、芸術作品にはメッセージや描きたかったこと、画家の見えた姿など様々な個性がある。このことを考えさせてくれる一言である。

「好きなことをやるって、いつでも楽しいって意味じゃないよ」

好きなことが楽しいなんて幻想である。好きなことを続けていくと必ず苦しい時が来る。ゲームが楽しいといっても永遠に続けていくと苦しくなる様に、人が見たら楽しいと思ていることも本人は苦しんでいることもある。スポーツや美術の世界で感じることであろう。逆に、勉強など苦しいと思っていることも本人が楽しいと思ていることもある。何事も楽しみも苦しみもあることがわかる。

芸術系について興味がない人が読んでも作品に没頭すること間違いなし。是非、読んでみてください。

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