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『光路郎』村枝賢一が家族愛などを高校を舞台とした漫画

小さな町を舞台とした人情味ある漫画作品

『光路郎』の基本情報

作者村枝賢一
出版社小学館
掲 載週刊少年サンデー増刊号(1989年~1993年)
発刊数全7巻(文庫全4巻)

『光路郎』あらすじ

アメリカからやってきたハーフの光路郎は、妹の渚が通う高校の英語教諭として赴任することになった。ただ、渚は兄の存在を知らずに祖母の影響もあり英語と金髪に強いコンプレックスとアレルギーを持っていた。それなのに、いきなり兄という光路郎がやってきたことで生活が大きく変わることになる。

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心温まるストーリーが詰め込まれた作品

主人公は光路郎であるが、1話ごとに中心となる人物が変わってくる。渚のクラスメイトを中心に小さな町である坂上町でおきる人情味あふれるハートフルな)物語が中心である。それぞれのクライメイトに光路郎は教師の枠を超えた接し方をしていく。

舞台設定として戦後の状況を背景にしたアメリカと日本の関係も描かれており、光路郎と渚の祖母であるウメがアメリカ人を嫌っている点など時代を感じさせる一方で、本当の想いを隠している姿に心打たれる。物語の全般的には、光路郎が渚に「お兄ちゃん」と呼んでもらおうと懸命に努力する(触られるだけでジンマシンがでる)姿が意地らしく思える。

クラスメイトとしては古庄恵・藤井・原謙治らが中心に物語を面白い展開にしてくれるが、微妙な人間関係や複雑な家族愛(言葉にしない家族愛)など描くのが上手い。『俺たちのフィールド』の主人公であった高杉家のように心温まる家族愛が多い。

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1部と2部構成になっている作品

1部は坂上町を中心に物語が展開されるが、2部では渚が実の父に会いにアメリカに渡米する物語になっている。光路郎と接する中で渚の中でも大きな変化が生まれており、自分の家族に会いに行くことになる。

物語としては『ぶっ飛ばす』ための旅をしていて長距離バスで出会ったニューヨークの幼稚園児であるケビンの物語は心温まる物語である。2部も同じように家族愛を中心にハートフルな物語が多く心温まる気もつになる。マックスウェル・オハラの渋い表情や行動、そして「そのワケは、いえねえ。」が口癖な所など中々しびれるシーンが多い。

全巻を通して心温まるストーリーが多く、心理描写を上手く描かれている気がする。ハートフルなストーリーが好きなら是非読んでほしい作品である。

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