大学受験に必要な参考書や問題集について活用方法も含めて紹介しています。今回は長文読解に関してです。数多くある参考書で、どれを選んでよいかわからないかもしれません。そのため、参考にしてもらえればと思います。
英語長文レベル別問題集1 超基礎編【改訂版】 [ 安河内 哲也 ] 価格:990円 |
英語が苦手な受験生が最初に長文を試すには丁度良い参考書になる。文法的な力はそれほど必要とせずに、少しの語彙力があれば十分通用できる参考書になっている。目安は「データベース3000」でlev3程度を終わらせておけば十分である。また、中学生からでも使用できる難易度になっている。
英文の内容自体は「ソクトレ150 英文速読トレーニング はじめて編」より少ないので、まだ集中して英文が読めない高校生に読解を慣らす意味で使用することができる。
特に、文型を意識してもらえれば読解に必要な基本的な知識が身につく教材になっている。もし、英語が苦手だと考えているならば最初に取り組んでみるのも良い教材だ。
東進ハイスクール・東進衛星予備校中学生や高校1年生であれば本書から長文読解を始めさせることが多い1冊である。また、高校2年生や3年生であっても受験勉強を始める際に英語力を見極めるために取り組むことが多い。
もし、読解をスムーズにできるなら、どんどん本文を読ませながらポイントを押さえていくだけのケースが多い。解説を見れば十分に文構図を把握することはできる。また、本書の内容を難しいと感じている場合は、①語彙力が圧倒的に不足、②読解能力が乏しい、のどちらかになる。前者の場合は英単語をとりあえず重点的に取り組ませえる。一方で、後者の場合は文型を意識させながら文章を読む癖を身に着けさせる。ただ、それでも不安定な場合は単語帳の例文と並行して短い文章と本書の長文を並行して読む力をつけていく。
あまり癖がない長文であり、解説も手頃な分量であるため非常に使いやすい1冊になっている。このレベルの長文読解の本が少ないため重宝している。
英語長文レベル別問題集1 超基礎編【改訂版】 [ 安河内 哲也 ] 価格:990円 |