大学受験に必要な参考書や問題集について活用方法も含めて紹介しています。今回は単語帳に関してです。単語帳は何冊もあるので、どれを選んでよいかわからないかもしれません。そのため、参考にしてもらえればと思います。
英文法・語法(高校中級・上級用) (発展30日完成) [ 宇佐美一郎 ] 価格:471円 |
500円以下で購入ができる英文法の参考書であり、短期間でさっと仕上げる感覚で内容を確認したが思った以上に難易度は高めかもしれない。確かに、高校中級・上級と書いているが「スクランブル英文法・語法」程度の難易度がある。
30日間で取り組めるように各テーマを学習していくのだが、しっかりと学習するつもりがないと難しく感じるだろう。ただ、全ての内容が難しいのではなく基本的な内容も結構網羅されているので、難易度の差は大きく感じた。この辺りは薄い1冊で仕上げるからこそ仕方がないように感じる。
コストパフォーマンス的には良い1冊であるが、近畿大学など英文法をある程度しっかり勉強していないと解けない大学を受験したい場合には良いかもしれない。一方で、難関私大や国公立大学志望者であれば学校で学習した内容を中心に同じテーマを学習していけばよいだろう。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座1日1題ずつ取り組むのが基本かもしれないが、高校2年生の場合には完全に理解するまで時間がかかるだろう。実際に問題を解かせてみると、簡単な構文もあるが頻出度合いが少ない問題もある。そのため、同じテーマであっても難易度と覚えるべき優先順位が違う。この辺りが、誰かが指導しているなら優先順位の整理はしてくれるが、自学自習の場合は全て覚えるしかない。ただ、これでは効率が良くない。
では、効率よく学習するために必要なことは強弱をつけた学習になる。問題を解いたのちに解説を読めば「文法的な内容」は確実に理解するようにする。一方で、熟語や構文の場合は使用している熟語帳など(「英熟語ターゲット1000」)で掲載されているかどうかを基準に考えれば良い。掲載されているなら「文法的な内容」と同じくしっかりと覚えよう。一方で、掲載されていない場合は後回しにしても良い。要は出題頻度が高い問題から先に完成させた方が効率的といえる。そのため、30日で完成すると考えるよりは3~4ヵ月程度、もしくは入試直前期に大雑把に復習する教材として使用すれば良い。最終的に全てを網羅すれば良いだけである。
英文法・語法(高校中級・上級用) (発展30日完成) [ 宇佐美一郎 ] 価格:471円 |