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『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』大泉洋主演で太宰治の未完の作品を描いた映画

太宰治らしい物語が解釈された作品

『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』の基本情報

公 開2020年
監 督成島出
原 作太宰治『グッド・バイ』
時 間106分
出 演大泉洋
小池栄子
水川あさみ
橋本愛
緒川たまき
木村多江
音 楽安川午朗
配 給キノフィルムズ
興行収入2億円

『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』あらすじ

終戦直後の混乱期であったが、文芸雑誌の編集長・田島周二は優柔不断なダメ男だが女性にモテるため何人も愛人がいた。しかし、青森に疎開している子どもに会うためにも生き方を改めようとした。ただ、優柔不断な性格から別れを切り出せずにいたので、は金にがめつい担ぎ屋の永井キヌ子を偽の妻とし雇い愛人たちと別れて妻子と暮らすことができるのだろうか。

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軽快な物語であるが太宰治らしいストーリーでもある

『グッドバイ』は太宰治が未完成のまま自殺をしたこともあり最終結末は誰も知らない内容になっている。そのため、最後は創作になっているがストーリーが太宰治らしい点もあるが、軽快な滑稽物語にもなっている。

主人公の田島周二に優柔不断さと自分勝手さは太宰治の作品らしい登場人物である。大泉洋が演じていることがあり、嫌らしく感じることなくすんなりと役にはまっている感じがする。そして、永井キヌ子役の小池栄子だが原作で鴉(カラス) 声ということもあり、独特な話し方をして癖がありすぎる感がある。ただ、物語が進むにつれて違和感を感じることがなくなるので配役の上手さを感じることができる。

永井キヌ子を偽の嫁として浮気相手と別れ話を切り出していくのだが、当然中々上手くいくわけもない。そのすれ違っていく様が喜劇のように物語が進んでいく。面白くもあるが、田島周二の優柔不断さにイライラするかの知れない。ただ、太宰治らしいなぁと思えることも多く、設定自体も楽しめる内容である。

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物語の後半は独特な解釈に感じる

物語の大筋は予想通りであるが、後半から「えぇ?」と思える展開になる。ただ、原作があるので太宰治がどこまで描いたかを調べてみた。この様に、原作にも興味を持てる点を考えれば良い内容の映画だと感じる。

結果、後半のストーリーは太宰治が描いていないこともあり創作の部分になる。そのため、後半から「えぇ?」と思えたシーンは原作ではないため、大分喜劇寄りになった感じがする。そのまま大筋で正統的に終わっても良かったかもしれない。ただ、最後の最後まで田島周二と永井キヌ子が"らしさ"を貫いている点は見応えがある。

未完の作品であるため、色々な解釈は自由であり見所でもある。原作と併せて読みたくなる作品である。

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