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『泣くな赤鬼』重松清原作の元高校球児と監督の物語を映画化した作品

重松清らしいストーリー展開

『泣くな赤鬼』の基本情報

公 開2019年
監 督兼重淳
原 作重松清『せんせい。』「泣くな赤鬼」
時 間111分
出 演堤真一
柳楽優弥
川栄李奈
竜星涼
堀家一希
武藤潤
佐藤玲
キムラ緑子
麻生祐未
主題歌竹原ピストル「おーい! おーい!!」
配 給KADOKAWA
興行収入1億円

『泣くな赤鬼』あらすじ

城南工業野球部監督である小渕隆は鬼の様な熱血指導で赤鬼先生と呼ばれていた。甲子園出場目前で夢に破れてから10年の月日が流れた。進学校に転勤したこともあり野球への情熱をすっかり失ってしまった。その時、病院で偶然教え子だったゴルゴこと斎藤智之に再開する。しかし、数日後に斎藤智之の妻である雪乃から斎藤智之が末期の癌であることを告げられた。

公開年度別の映画作品一覧

過去を振り返りながら元教え子と向き合う

ゴルゴ(斎藤智之)は元教え子であったが期待の新入社員であったが、本気で野球を取り組むことができなかった。そのため、小渕隆は何度も何度も叱って奮起させよとしていた。それでも、ゴルゴは奮起することなく結局は野球部辞めて、学校もやめてしまった。そんなゴルゴと10年ぶりに再会して何とも言えない気分になるのはわかるだろう。さらに、それが末期の癌で余命が半年と言う事態に…。一体、どうすれば良いのかと思ってしまう。

最初、ゴルゴの話し方や行動(昔の振り返り)がヘラヘラしている点で少し苛立ちを感じていた。確かに、小渕隆が感じていたように、何でヘラヘラしているんだと感じている。いつの間にか映画の中にはまっていることに気づいた。

ゴルゴが「もう1度野球がやりたい」と言い出したあたりは、非常に心に響いたシーンである。赤鬼先生と言われながら、ゴルゴの姿に何と言えばいいかわからない表情の中で必死に接していく姿は感動できる。

重松清原作の作品であり、重松清らしい作品である。設定は『その日のまえに』と同じ様に癌と向き合う姿を描いた作品であるが、『泣くな赤鬼』の方が原作の良さを描いている。

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現在と過去を交互に描いて物語を深める

映画の演出が現在の姿を描きながら、赤鬼先生と呼ばれていた過去の熱血監督の時代と交互に進めながらゴルゴという人間像を明確にしていく手法がとられている。もちろん、よくある手法の1つではあるが、『泣くな赤鬼』には非常にマッチしている。1つ1つ内容が深まっていくにつれて、どんどん感情移入していく。

そして、ゴルゴのライバルのされた和田圭吾の存在が微妙な関係の男たちの姿が色濃く描かれており何とも言えない雰囲気になって良かった。

悲しい物語でもあるが、それでもゴルゴの最後まで生きる姿に自分も頑張る必要があると感じさせてくれる作品である。最近、感動することをなくなった人たちに是非観て欲しい作品である。

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