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『やさしい本泥棒』第二次世界大戦中のドイツを舞台にした少女の物語

当時のドイツの雰囲気を味わうことができる映画作品

『やさしい本泥棒』の基本情報

公 開2013年(日本は劇場未公開)
監 督ブライアン・パーシヴァル
原 作マークース・ズーサック『本泥棒』
時 間125分
出 演ジェフリー・ラッシュ
エミリー・ワトソン
ソフィー・ネリッセ
主題歌ジョン・ウィリアムズ
配 給20世紀フォックス
興行収入$76,586,316

『やさしい本泥棒』あらすじ

第二次世界大戦前夜のドイツで共産主義者の夫婦は逃亡するしかなかった。そのため、娘のリーゼルはミュンヘン近郊の田舎町で里親と暮らすことになった。養母のローザは冷たかったが、養父のハンスは温かく、読み書きを教えてくれた。こうして、様々な本を通して知識や希望を手に入れていくが、次第に戦争の影が強くなっていった。

戦争映画であるが残酷な戦闘シーンはない映画

原作『本泥棒』は作者ズーサックの祖母の体験を元にした実話を基にしており、第二次世界大戦前夜のドイツの雰囲気を上手く表現している作品である。映画の『やさしい本泥棒』では死神をストーリーテラーにして物語を進めていくが、それ程重要な役割ではない(アクセントにはなる)。

物語としては、里子のリーゼルは文字を読み書きできずに養母のローゼに冷たくされながら、養父ハンスの温かい優しさと、空気が読めない所もあるがルディ・シュタイナーとの交流のお陰で次第に表情を和らいでいくことができた。もっとも、ルディ・シュタイナーとの心を開く速さは早すぎる感もあるが…。

全体として、子どもの目線でドイツの現状を見ていることもあり戦争映画ではあるが激しい戦闘シーンなどはない。ただ、ナチスの狂気に 巻き込まれていく一家を描いている作品である。1つ1つの困難を乗り越えながら本当の家族になっていく心温まるストーリーである。学校でのワンシーンで養母ローゼが冷たいと言うよりぶっきらぼうだということを感じれば感じるほど優しさを感じることができた。

自分の言葉を使って何かを伝えていくシーンが何度か出てくるように、本と出合ったことでリーゼルの人生が変わったと思える内容である。

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第二次世界大戦の普通の街の雰囲気を感じる

『やさしい本泥棒』を観ていて思ったことは、映画を観るにしても本を読むにしても知識が重要であることである。正直、第二次世界大戦を知らない人にとっては意味が分からない表現も多かっただろう。なぜ、ドイツが共産主義者(社会主義者)を弾圧している?なぜ、看板を剝がしていく方が仕事が多い?など知っていれば納得するシーンも知らなければ難しい内容になるのかなぁと思う。

そのため、ドイツでのユダヤ人の扱いに関しては、『聖なる嘘つき』・『ライフ・イズ・ビューティフル』などを併せて観ても良いだろう。どちらも、ユダヤ人を題材にしている分だけ内容は軽くはないが、残虐なシーンは少なく知識を深めることができるかもしれない。『やさしい本泥棒』の描かれていたユダヤ人の行列が何を意味するかがわかるだろう。

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『やさしい本泥棒』はドイツ人側の物語ではあるが、ナチスに狂気した人々ではなく巻き込まれていった人々を中心に描かれている。広場で本や燃やすシーンや徴兵のシーンなど決して幸せでなく苦しんだことがわかるシーンも多い。苦しい中で温かい人々の交流を描いた作品であるため、戦争の不安を感じながらも観て価値がある作品である。

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