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『銀の匙 Silver Spoon』北海道の農業高校を舞台にした人気漫画を映画化した作品

原作を崩さずに物語を楽しめる映画作品

『銀の匙 Silver Spoon』の基本情報

公 開2014年
監 督吉田恵輔
原 作荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」
時 間111分
出 演中島健人(Sexy Zone)
広瀬アリス
市川知宏
黒木華
上島竜兵
吹石一恵
西田尚美
吹越満
哀川翔
主題歌ゆず「ひだまり」
配 給東宝
興行収入7.8億円

あらすじ

進学校に在籍していた八軒勇吾(中島健人)は大蝦夷農業高校へ入学することになった。競争から逃げた自分に対して同級生のアキ(広瀬アリス)や駒場(市川知宏)のように明確な将来の展望がないことに違和感を感じていた。慣れない生活に戸惑いの中で、個性豊かな仲間に囲まれ自分の進む道を見つけていく。

公開年度別の映画作品一覧

『銀の匙 Silver Spoon』の面白さを考える

漫画が原作であり、作者の荒川弘は自信が酪農家に家庭に生まれ農業高校出身という経歴を持っている。前作の『鋼の錬金術師』に続いて人気作となった漫画である。ただ、漫画も人気になった作品であるため原作が損なわれないか不安に思った人も多いが、比較的まともな作品となった。もちろん、原作ほど深く描き切れていない点もあるが映画作品として完結できた作品である。

『銀の匙 Silver Spoon』のメインとなるのが、「豚丼(ぶたどん)を育てること」「駒場の離農」「エゾノー祭」の3点である。当然、映画であるため時間に限りがある割にストーリーがまとまった作品である。

生々しい農家の現状などを見ることもできる。例えば、豚の屠殺シーンなどが映像として流されるので変にリアリティを出してくる一面がある(賛否両論ではあるが)。農家の離農など生々しいシーンも描いている。

ただ、原作と違って内容をまとめていることから原作を知っている人からすれば物足りなさを感じるかもしれません。ただ、上手いことまとめられている作品に感じるので観て損はないと思います。まぁ、原作知っている身からすれば、それを埋めることは可能だと思いますが好きなエピソードがないと物足りなく感じるのでしょう。

『銀の匙 Silver Spoon』の世界観を楽しむ演技力

『銀の匙 Silver Spoon』の主人公である八軒勇吾を演じている中島健人が良い意味で存在感は薄い。原作の八軒勇吾も影の薄さがあるので似合ている点がある。一方で、御影アキを演じている広瀬アリスは原作よりもあざとく感じる点はある(天然さよりあざとさが出ている)。そして、駒場一郎を演じている市川知宏も不器用な所などは原作に近くて役柄に無理がない点が多い。ある意味、似合っていたのは校長役の上島竜平である。あれほど似合っている役は中々なかった。

もちろん、残念な点もある。映画という時間関係の問題で濃いキャラであるにも関わらず、濃いだけで意味不明なキャラで終わっている人物もいる。その筆頭が南九条あやめである。ある意味、原作通りに演じているが原作より深堀していないため、意味不明なキャラクターになってしまっている。同様に稲田多摩子(タマコ)も原作では深く関わってくる人物も簡素な扱いになっている。仕方がないとはいえ勿体ない。

八軒勇吾が高校で今までと勝手が違う点に悩まされながらも周囲に振り回されながら、頼られつつ苦しみながら周りに信用を得ていく話や親子関係の改善(兄の登場)など、時間の関係から省略されている点も多い。それが残念ではあるが、ただ映画だけでも十分物語はつながっている。

色々なことを考えさせてくれるシーンも多く、思った以上に面白い作品であった。観ても満足できる映画である。

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