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龍谷大学と京都産業大学のどちらに進学すべき?

産近甲龍を考える

はじめに

龍谷大学と京都産業大学は産近甲龍の一角であり、京都にある私立大学である。関関同立の滑り止めにもなる大学であるが、両方合格した場合にどちらに進学すべきかを考えてみよう。あくまで個人的感想なので参考程度にしてください

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経済学部で比較すれば龍谷大学(53~60)で京都産業大学(52~56)になっており、社会学部では龍谷大学(56~59)で京都産業大学が(54~57)となっており、単純に偏差値で比較した場合に龍谷大学の方が若干高いと言える。この感覚は進路指導をする際にも間違っていない感覚である。そのため、滑り止めで受験する場合は龍谷大学と京都産業大学を並べることはなく、問題のタイプがある方を受験させている場合が多い。

では、実際に両方に合格した場合や受験を考える場合にどうすべきかを考えてみましょう。そもそも、学問的に興味がある場合はそちらを優先させればよいので、漠然と〇〇学部と比較した場合に考えてきましょう。

検討材料①:通学時間を考える

まず立地面で考えた場合に、龍谷大学の深草キャンパスの方が通学には便利です。もちろん、深草キャンパスは京阪沿線なので神戸方面からすれば時間がかかるのですが、京都産業大学が立地条件が悪すぎます。最寄り駅からバスを使用しないといけない点もあるので、通学時間を計算しておかないと通学が困難なケースがあります。そのため、受験有無の前に通えるかどうかを検討しましょう。

検討材料②:将来性

どうせ母校になるなら、将来的にも伸びる大学を選びたい所です。入学定員の厳格化があった時代には龍谷大学の公募推薦は異常に合格最低点が高くなりすぎており、関関同立レベルでも不合格になった時代はあります(一般入試はそれほど変わらない)。その時の印象が強いので、最近の易化は悪い意味で目立ってしまいます。また、近畿大学と双璧に近かったはずが、いつの間にかは京都産業大学と同水準になっているのが気になります。一方で、京都産業大学は明らかな易化をしていたはずが、入学定員の厳格化などで持ちこたえて同水準を維持できている印象です。ただし、どちらの大学も重なる立ち位置に落ち着いている気がします。近畿大学を追い越す画期的な政策や広報が出るとは感じない一方で、京都産業大学の立地面での不利さは否めない点があります。ただ、同じ京都で中堅私大で上り調子の大学がないことから、しばらくは両校とも現状維持ではないでしょうか。

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検討材料③:就職率は判断材料にならない

進路指導する際に、就職率を気にする人はいないでしょう。なぜなら、就職率は同水準で変わらないためです。そのため、中身を吟味したい所ですが、受験生が具体的な企業名まで考えて進路先を考えないでしょう。例えば、三井物産といっても何の仕事かわからないでしょう。それより、それほど具体的な企業名に拘るなら、少なくとも関関同立を目指すべきです。

検討材料④:入試問題の難易度

龍谷大学と京都産業大学では入試問題に難易度の違いは少ないのですが、出題形式が違うことから受験生にとって得手不得手が出てきます。そもそも、同水準の大学を受験する際には両方を受けるより、1つに絞って対策するため、どちらの大学の入試問題が自分に合うかを考えます。本命にしても、併願にしても合格しないと始まりませんので大学に拘りがなければ合う方を選択します。特に併願の場合は、本命に時間をかけたいので、対策に時間がかからない方を選択することが多い。

進路指導する際に、両校を比較した場合に薦めやすいのは龍谷大学の方になります。やはり、立地面での通学時間を気にする点が大きくあります。一方で、それでも京都産業大学を受験希望の生徒は産近甲龍に進学したい、やりたい学問がある場合が多い。実際に入試難易度は変わらないですが、龍谷大学は合格最低点のブレが大きすぎたために京都産業大学の方が目途を立てやすい点があります。ただ、産近甲龍全体が緩やかに易化傾向であるために受験しやすくはなっています。

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