「実戦問題演習・公立入試の数学 実力錬成編」
中学生が定期試験や受験勉強に必要な参考書や問題集の感想を書いています。テスト対策の参考の1つとしてご覧ください。
![]() | 実戦問題演習・公立入試の数学 実力錬成編【1000円以上送料無料】 価格:1540円 |
「目標得点別・公立入試の数学 基礎編」のワンランク上の受験用の問題集になっており、数学を得点源にしたい中学生が練習問題として使用できる内容になっている。大きく4つの章に分かれており、得点を伸ばしたい分野や重点的に取り組みたい分野など目的に応じて使える。
対象となる中学生は、数学で得点率を70%以上越えたい場合に使える問題集である。そのため、実力テストや模試で50点前後の場合は「目標得点別・公立入試の数学 基礎編」を重点的に取り組んだ方が効果的だろう。また、その学力層であれば本書だけを使用するのは避けましょう。あくまで、ある程度点数が採れる場合に効果的な問題集と言える。
比較的難しい問題が掲載されているといっても、大問で掲載されていることもあり基本的な内容も含まれている。ただ、大問で4問あれば2問程度が難しい状態になっている。そのため、ある程度学力がある中学生であれば本書を使用しやすいが、力がない中学生は解説を読んでも理解できない(その場でわかっただけ)状態になる。そのため、①基本的な問題集と並行して取り扱う、②ある程度学力の高い中学生のみ実施するのどちらかである。そもそも、本番の目標点が少なくても60点以上でなければ扱う意味がない。
また、解説は端的に書かれている反面、ある程度の力がないとピンとこないかもしれない。そのため、誰かが補足できるようにしている方が良いかもしれない。それでも、問題数の多さとやや高めの難易度は使い勝手の良い参考書である。取り扱い時期的には秋頃(早ければ夏)以降に直前まで取り組んでいける内容になっている。ただ、問題を解く速度も意識する必要があるので、やりこんで欲しい1冊である。
![]() | 実戦問題演習・公立入試の数学 実力錬成編【1000円以上送料無料】 価格:1540円 |