大学受験に必要な参考書や問題集について活用方法も含めて紹介しています。今回は長文読解に関してです。数多くある参考書で、どれを選んでよいかわからないかもしれません。そのため、参考にしてもらえればと思います。
![]() | 集中2週間完成 文のつながりをとらえる英文読解法 高校初級用 / 野村武士 【全集・双書】 価格:352円 |
本書の内容は高校1年生程度の内容を比較的短い文章でしっかりと理解していくことが目標となっています。そのため、最後の方には300~400字程度の長文問題はありますが、基本的には短い英文に対して解き方を学ぶ教材です。ただ、「ポレポレ英文読解プロセス50」と比べれば英文量は多いので、英文の中から解き方を学習したい高校生に向いています。
本書を読んでいって気づくことは、どこかで読んだことのある文章だと感じたのですが、「英語長文レベル別問題集1 超基礎編」や「英語長文レベル別問題集2 初級編」などに掲載されている英文が載っています。最初は同じ出版社ではないかと思うぐらい重なっています。そのため、1冊の値段がそれほど高くもないことから詳しい解説は不要だから必要最低限の知識と英文を読みたい高校生にとってはちょうど良い内容となるでしょう。
英文自体は難しくはないのですが、設問がしっかりと理解して答えていく必要があります。そのため、読解法を定着させるだけでなく、問題の解き方を身につける教材でもあります。
ただ、実際に使用していく中で大事なのは語彙力も身につけていくことです。本書をしっかりと問題を解いていけば読解力は身に付きますが、語彙力がなければワンランク上の教材を使用することはできません。そのため、本書と並行して英単語の学習も取り組むようにしましょう。「データベース3000」か「英単語ターゲット1200 高校必修受験準備」で良いので必ず英単語とセットで本書を学習してください。
目安とすれば2~3ヵ月程度で1冊は必ず終わるので語彙力が身についていれば2周目に入る必要はありません。それよりは英文を多く読むことを意識しましょう。ある程度英文を読める力があれば特に問題なく取り組めます。大体、英検3級~準2級程度で問題ありません。
コスト面で負担が少ないので手軽に取り組んできてはいかがでしょうか?
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