大学別・教科別に勉強方法や合格するために何が必要かを紹介しています。受験勉強の参考にしてもらえれば幸いです。
近畿大学は産近甲龍の中でも1番勢いがある大学です。その近畿大学の英文は総合的な英語力が試される内容になっている。そのため、どの様な学習方法が適切かを考えていきましょう。
問題構成は①会話文、②長文の空所補充、③英文法問題、④同意文問題、⑤定義指定語選択問題、⑥並び替え問題、⑦長文問題の大問7つで構成されています。
この中で、点数を落としやすいのは②の長文の空所補充問題、③の英文法問題、⑥の並び替え問題になります。実は近畿大学の問題は受験生にとっても好き嫌いが分かれる傾向があります。英文法などをしっかりと取り組んできた受験生にとっては難しさを感じないかもしれません。ただ、それでも問題によっては極端に難易度が高い印象の問題や解きづらい問題もあります。そのため、滑り止めで受験を考えている場合は出願期間になってから併願先を変更するケースもあります。
では、この近畿大学の英語はどの様に攻略したらよいか考えましょう。
近畿大学の英語は語彙力が求められます。そのため、しっかりと学習しておいた方が良いでしょう。お薦めのパターンは「データベース3000」で基礎固めをしてから「英単語ターゲット1900大学入試出る順」を1~800まで覚えた後に「英熟語ターゲット1000」を併用することです。大事なのは頻出の派生語を含めて覚えることが必要です。
また、長文問題の英文は平易な文章であり350~500字程度の英文になります。そのため、「英語長文レベル別問題集4 」、「短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文3」、「英語長文PREMIUM問題集Standard」程度の文章を読めれば十分に対応できます。最後の長文ではパラグラフごとに問題を解いていけることもあり、しっかり参考書をやりこんでいれば十分対応はできます。
問題となるのは、大問Ⅱの長文の空所補充になる。選択肢は大雑把にグループ分けできることもあり(*名詞と副詞、動詞など)、ある程度の選択肢は絞ることができます。ただ、曖昧な選択肢もあるので1度当てはめた内容も再度検討が必要になります。また、点数が伸びない受験生は動詞を入れなくてはいけない箇所に名詞を入れる、3人称単数を見落とす、themなどの代名詞をしっかりと考えられていない場合である。そのため、しっかりと文型を意識しながら文章を読んでいけばそこまで難易度は高くないでしょう。
近畿大学で比較的難易度が高いのが文法問題と並び替え問題になります。これらは、しっかりと勉強していないと点数がとれない箇所になります。そのため、近畿大学が本命の場合は英文法と語彙力はしっかりと学習しておきましょう。
基本的な対策する問題集として「スクランブル英文法・語法」と同等の難易度の問題集は必ず完成させましょう。その際に、問題を解いて終わりではなく、解説部分に書かれている内容もしっかりと覚えるようにしてください。そして1冊を完成させたなら、「英文法レベル別問題集5 上級編」をサブ教材として学習すればアウトプットで確認することができます。
ただ、明らかに難易度が高い設問があるので1問、2問を落とすことは仕方ないと考えて十分です。また、並び替え問題に関しては4問中3問は正解するようにしてください。
難易度は高くなりますが、関西学院大学の英語が近畿大学の英文とは相性は良いでしょう。産近甲龍で比べると甲南大学と京都産業大学がまだ近くなります。ただ、特徴ある問題であるため類似問題は少ないがHPに過去問が掲載されていることから、問題演習は十分できます。