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『むかしむかしあるところに、死体がありました。』誰もが知る物語をミステリーにした小説

むかしむかしあるところに、死体がありました。

作 者青柳碧人
出版社双葉社
ページ数248ページ
発行日2019年

むかしむかしあるところに、死体がありました。 (双葉文庫) [ 青柳碧人 ]

価格:704円
(2022/3/29 15:06時点)
感想(4件)

あらすじ

「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録された内容であり、馴染みがある作品が舞台におきた事件を解いていくミステリ小説。あの出来事の裏に隠された秘話を読んでみましょう。

前作記事:『葉桜の季節に君を想うというこ』歌野晶午が描く推理小説。このミステリーがすごい!2004年1位

新感覚のミステリ小説

昔話を題材にミステリ小説を書いていることもあり、誰もが知っている物語が下地にあるため読みやすい作品である。よく考えられた内容だと感じる場面もあり、面白いと感じる一方で、登場人物の名前が読みづらい難点がある。つい、お前は誰だ?と呼んでいてわからなくなる。特に、「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」は混乱する点はある。そして、短編集であるため大どんでん返しと言うより、強引な話の展開もある。途中で、それで良いのかな?と思えるシーンなどもある。そのため、レビューなどでは賛否が割れていることも感じるが、基本的には読みやすい本であり、それほど時間がかからないので学生~大人まで誰でも読める内容になっている。

どの物語が一番よかったかと言えば、「つるの倒叙がえし」かもしれない。「えぇ、その終わり方なの?」と思える部分もあり予想とは違う方面に進んだ感じはある。ただ、何か重たい内容に感じるのだが…。

昔話のパロディ作品としては読みやすい本ではあります。続編なども出版されているため、それはそれで読んでみたいとは思います。中高生ぐらいが読みやすい文体なので本格ミステリ小説を望む人は軽すぎるかもしれません。でも、すぐに読めるので読んでみて合えば良いのではないでしょうか?

新しい視点で誰もが気付きそうで上手くかけていなかったテーマをまとめた小説です。ミステリ初心者でも楽しく読める内容でした。

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