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部活動の安全対策と現実的課題

磐越道で北越高校(新潟市)の男子ソフトテニス部の部員1人が死亡したマイクロバス事故を受けて部活動の安全対策が議論されているが本当に現実的に可能なのだろうか?

各部活動にどれだけの費用がかかっているかわからない費用がかかっているか考えたことがありますか?全日制の高校では約4万3000円程度が平均費用になります。そのため、3年間では約17万程度の費用がかかることになります。ただ、実際には初期費用だけでとんでもない金額になる場合もあります。そして、遠征や合宿がある場合にはとんでもない金額がかかることになります。

例えば、調べていく中で高校の強豪部活(特に硬式野球部)では、公立でも年間5万~20万、私立高校の強豪であれば50万~150万になることがわかりました。そうすると、部員が30名いるなら公立でも150万円~600万円、私立高校であれば1500万円~3000万円の予算を動かしているといえます。この点にも問題を感じます。もちろん、意図的な不正はしていないにしても確定申告をしているわけではないため適切な金銭処理がされているかわかりません。今回の事故でも封筒に入れたお金は会社か学校かはわかりませんが、帳簿外の金銭の受け渡しとしか思えません。ただ、どの高校もグレーゾーンのことはしていると思います。良く考えれば、進入禁止の時間帯を当たり前の様にバスの送迎者が走っているのを見ながら、多かれ少なかれグレーゾーンで何かをしていると言えます。それを適切な処理をしてしまうと不味い状態になるのでしょう。

■ なぜ、遠征をしたがるのか?

部活動の経験者は遠征によって強豪校と練習や合宿でレベルアップができると言います。確かに、ある意味では正解でしょうが、それだけの費用をかけてまで取り組む内容なのか?と感じることもあります。その競技に人生をかけている高校生や金銭的に豊かな家庭の高校生は問題はないでしょうが、保護者からすれば年間で数万円かかる費用でも生活が苦しくなるのではないでしょうか?そう考えれる、家庭環境が厳しい家は入れる部活動も制限されるということになります。

実際に、なぜそこまで行かなくてはいけないのか?と疑問に感じる時もあります。ただ、どちらにせよ、安全対策を強めれば強めるほど金銭的な負担が増大することは間違いありません。この段階ではボランティアだからOKとはならないでしょう(*でも、そうするのでしょうが)

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■ 部活動優先の考え方

中学校で帰宅時間が決められており、冬場は17時が最終下校時間となっています。これは、暗くなるので生徒の安全を考えて冬場は時間を短くしているのだと理解できます。でも、時間延長届けを提出すれば18時まで延長が可能になります。それを常態化している部活動も多数あります。と言うことは、安全確保のためにつくられたルールも直ぐに形骸化していきます。それどころかテスト前にも関わらず部活動をする場合もあります。テストの成績より部活動なのでしょか?

もっとも、コロナが流行している時に午前中授業や休校になっていても部活動をしている姿を見て、安全など簡単に後回しにしている気がします。何かがおこれば問題視しますが直ぐに元に戻ります。

■ 本当に安全対策は可能なのか

都市部なら公共交通機関を利用して移動は可能ですが、地方では現実的に困難ではないでしょうか?また、子どもの送迎が当番制になっているクラブチームもあります。そのため、全ての安全を見直して厳格に適用しようとしても無理があります。さらに地域移行が進めばますます誰かに送迎してもらう必要があるかもしれません。また、修学旅行などで自由散策も安全性からダメになるのかもしれません。

そのため、安全対策は教員の引率をしっかりしなさいとしか言えません。ただ、合宿など引率時にアルコールを摂取している先生はいないと言い切れるでしょうか?(*タバコなら大丈夫にもならないはずです)。個人的には言い切れないので安全対策をしても形骸化しそうなのが本音です。

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