
はじめに
大学受験用の日本史・日本史探求を解説していきます。日本史は暗記科目ではなく、時代と関連させながら学習することで理解度を深めることができます。そのためには、やはり覚えるべき内容は覚える必要がありますが、「誰が」「いつ」「どこで」「なぜ」など関連付けながら覚えれば効果的に学習ができます。1つ1つ説明していきますので何度も復習して覚えてください。
ヤマト政権の仕組み



ヤマト政権では氏と呼ばれる血縁的集団でまとめ氏上が一族をまとめることになります。そのため、多くの国も同じですが権力者が世襲をしていく形をとります。そして、その一族毎に姓と呼ばれるヤマト政権での地位や職制を示したものを与えます。例えば、臣は財政担当であり、連は軍事担当になります。その中でも中央で勢力を持ったものが大臣(蘇我氏など)や大連(物部氏や大伴氏など)として勢力を持ちます。この制度を氏姓制度と言います。また、地方は有力な豪族が治めており、国造や県主などの姓が与え直轄領の管理をさせます。この様に中央と地方の枠組みができ組織として拡大をしていきます。
また、渡来人などの特定の技術を持った集団も朝廷に仕えたましたが、彼らは品部と呼ばれて伴造が統率していた。それ例として韓鍛冶部・陶部・錦織部・鞍作部がいますが、韓鍛冶部は銅や鉄製品をつくる人々のことになります。また、以下の渡来人も覚える必要があります。
読み方が非常に難しいですが、渡来人の名前と何になったか特徴を含めて覚えるようにしてください。入試問題では選択肢もこれらが混ざっています。
また、ヤマト政権の財源ですが各地に直轄領として屯倉が置かれました。それを耕していたのが田部であり、名代・子代は直属民として仕えています。まだ、公地公民制ではないため豪族も私有地を持っています。これがヤマト政権と混ざるので注意が必要です。まず、豪族の私有地は田荘といい、私有民は部曲(かきべ)と言います。この時期のヤマト政権は中央集権化というよりは最も権力があるから盟主として存在しており、勢力を拡大していく中で全国に所有地を持った形になります。
東進ハイスクール・東進衛星予備校■ 古墳時代の文化


古墳時代は古墳の形態だけでなく色々な文化が生まれます。まずは、この時期に日本に漢字が使用された例が残されています。覚えるのは4つです。
最初の2つは『宋書』の時に触れましたが、雄略天皇について書かれたものになります。そのため、ヤマト政権がここまで勢力を伸ばしたことがわかる史料になります。忘れている場合は下の所から復習してください。
参考:【大学受験対策】日本史・日本史探究~中国の歴史書と古墳時代~
また、七支刀は独特な形をしているので資料集などで確認はしておいてください。必ず都道府県とセットで覚えるようにしましょう。また、土器が発達をして大陸の技術によりつくられたのが須恵器であり、弥生土器から発達したのが土師器(はじき)になります。この点がよく正誤問題で間違えるので注意はしましょう。
古墳文化の風習には農耕に関しては春の豊作祈願である祈年祭と秋の収穫感謝祭である新嘗祭があります。新嘗祭は宮中行事として現代にも行われているのですが、その日が11月23日になっており勤労感謝の日の由来となった祭りになります。そこからも日本人が農耕民族であることがわかります。また、太占(太占の法)(ふとまに)は鹿の肩甲骨を焼いて割れ方によって吉凶を占うものです。そして、現在も神事として残っているのは禊(*水に入り穢れを除く行為)や祓(*儀式により悪霊を払う)もこの時期に出来ました。余談ですが、事実は調べられていませんが仏教などで滝で修行をしているシーンを見かけることがあります。ただ、海外では滝行はありません。修験道から混ざったのかもしれませんが、古来から水で清めるという考えが取り入れられたのかな?と考えてしまいます(事実は解りません)
また、盟神探湯(くかたち)という熱湯に入れ、手がただれるかで物事の真偽を決める方法があります。真実を言っていれば無事でいられるらしいです。現代からすればありえないかもしれませんが、当時は立派な裁判方法の1つでした。
また、この頃に神社が建てられ、以下の神社が出題頻度が高いです。
伊勢神宮は非常に有名ですが、江戸時代にも伊勢神宮の参拝に訪れることが人気になります。もちろん、今ほど手軽に行けませんでしたがお蔭参りがブームになっています。そのため、現在も伊勢神宮を訪れるとおかげ横丁で飲食店が多く集まっています。また、大阪の住吉大社もこの時代になります。
次回から、いよいよ天皇を覚えていく必要があります。覚悟をしてください。