
高校生の中には、いつから受験勉強を始めれば良いのか悩んでいる場合が多いと思います。そのため、今回は大学受験の勉強はいつから始めるべきか?そして、どれくらい勉強すべきかを考えてみましょう。
受験勉強の開始時期は国公立大学で2年生の1学期、難関私大で2年生の2学期から始める傾向があります。もちろん、これらは平均的な受験勉強の開始時期ですが、志望校や現状の学力によって開始時期は異なります。そのため、全体では高校3年生の1学期(GW頃まで)から勉強を始める高校生が多くなります。ただ、単純に言えば、早めに受験勉強を開始した方が合格率を上げることはできます。そもそも、難関大学であれば中高一貫校の受験生がライバルになるため高校2年生の段階で受験に必要な学習が終わっている場合があります。そのため、早めに勉強することをお薦めします。
また、受験勉強の時間で時間ですが平均的に4~5時間程度の学習時間になります。この時間に驚く高校生もいますが、高校受験と違い大学受験では学習する内容が多いために時間はかなり必要になります。もちろん、難関大学でなければもっと少ない時間でも大丈夫です。ただ、勉強時間が多いほど合格率も上がります。
そのため、平均的に考えれば早めに受験勉強を始めるだけでなく勉強時間も一定時間は確保する必要があります。
東進ハイスクール・東進衛星予備校まず、受験勉強を始める時点での学力がどれくらいあるかで受験の難易度が変わってきます。実際に指導する際には下図のように大枠で考えて行動をします。

国公立大学は2年生2学期・難関私立大学3年生夏頃から受験勉強を開始すれば合格ラインに達することができる。その理由として、中学時代に受験勉強を本気で取り組んだ層であるため、受験勉強の仕方を知っていいる。また、学力が高い層が入学していることであり、授業内容が高レベルになりやすい。そのため、高校1年生・2年生は授業を受けているだけで受験勉強をしていることになります。結果として、特に意識していなくても受験勉強を早めから取り組んでいることになります。もちろん、受験勉強を早めに取り組んでいる高校生も多いだけでなく、クラスの雰囲気も受験意識が高いため受験勉強の雰囲気に入りやすい。一方で、進路状況で浪人生が多く生まれている点から難関国公立大学に間に合っていない生徒も多い。目標が高い分だけ、一浪してでも志望校合格への意識が高い。
国公立大学は2年生1学期・難関私大では2年春休みから受験勉強を開始すれば合格ラインに達することができる。まず、地区上位校に在籍している場合は中学時代はかなり優秀であったことがわかる。一方で、トップ校に届かなかったなら、勉強の仕方は知っているが完璧にはなっていない点があります。ただ、学力面では基礎学力があり、授業の難易度も入試レベルに近い。そのため、早めに受験勉強に取り組めば難関国公立大学も狙えるが、現実問題としてトップ校と比べれば甘さがある。結果、難関私大は間に合うことが多いが、難関国公立大学は時間的に間に合わないことが多い。旧帝大の合格者はいるが、トップ校と比べれば明らかに差がある。
高校生のためのZ会国公立大学は1年春休み・難関私大は2年生夏頃から受験勉強を開始すれば合格ラインに達することができます。自称進学校の難しさは、国公立大学狙いなのか難関私大狙いなのか中途半端な選択をしてしまう高校生が多い。また、授業内容が生徒の学力と合っていない場合や課題が多すぎる場合があります。そのため、受験勉強のやり方を間違えると学力が伸びない場合があります。一方で、基礎学力は高いこともあり、受験勉強の開始時期と勉強の仕方を間違えなければ伸びます。
国公立大学は1年生夏休み・難関私大は2年生から受験勉強を開始すれば合格ラインに達することができます。ベネッセのGTZでBゾーン程度が多くなるでしょうが、それなりの学力はあります。ただ、受験勉強を始めていないと学力がどんどん低下していきます。また、国公立大学の進学者数が5人以下程度で難関私大の合格者が少ないにも関わらず、高校1年生から「英単語ターゲット1900大学入試出る順」などを学習するなど生徒の学力と授業に大きなギャップがある場合もあります。そのため、どれだけ計画的に受験勉強ができるかが重要になります。ただ、一般選抜を受験する生徒も少ないためモチベーションの維持は難しいことから、余程の覚悟を決めない限りは難関私大に絞った方が良いパターンでもあります。
国公立大学は狙わない方が無難、難関私大は2年生から受験勉強を開始すれば合格ラインに達する可能性は高まります。ベネッセのGTZがDゾーンが多い学力層になります。入学当初はCゾーンの高校生もいますが、高校2年生後半になればDゾーンの生徒ばかりになります。実際に、国語だけがD2で残りはD3-が平均になり、Cゾーンの生徒が1割以下となる場合もあります。そのため、基礎学力の徹底的な見直しから学習する必要があり、現実問題として国公立大学の科目数の多さに対応することは難しい。一方で、私大であっても勉強経験が少ないために苦労はします。ただ、勉強の仕方がわかると急激に学力を伸ばすことがあります。中途半端に科目を分散するより3科目に絞った方が効果的。また、授業の質は受験勉強とはかけ離れていますがテストの難易度が低いために負担は少なく、受験勉強を優先することができます。
受験勉強を開始すると言っても、どれだけ本気で取り組むことができるでしょうか?誰もが受験勉強開始頃の勉強量と入試1ヵ月前の勉強量で大きな差があるはずです。そのため、受験勉強の開始時期は、あくまで目安であり、「勉強時間」「取り組み方」「集中力」などで合格ラインに達するための時間は変わります。基本的には緩やかにペースを上げていき、思うように学力が伸びずに焦り始めてから真剣さが増すことで学力が伸びる時期に入ります。そのため、勉強開始時期は目安でありますが、単純に受験勉強を早めに始めた方が有利であり、勉強の仕方や学習内容の難易度が適切であれば学力を伸ばしやすいのは間違いありません。
まずは、自分のライバルが誰なのかを考えましょう。そして、模試でA判定やB判定が採れていないなら、既に学習が遅れている可能性があります。高1や高2の模試は1つ合えば偏差値が大幅に上がることもあり信頼性は低いですが、採れる高校生は採れます。そのことを考えて勉強の計画をたてましょう。