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「新 よくでる一問一答 日本史」山川出版社の定番の参考書

「新 よくでる一問一答 日本史」

はじめに

大学受験に必要な参考書や問題集について活用方法も含めて紹介しています。国公立大学の2次対策に必要となる記述力を増やすための教材として使い勝手が良い参考書になります。

地歴公民参考書のページ

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日本史の学習には山川出版社の教科書が定番と言われている様に、受験生にとって馴染み深い参考書になります。難易度的には中堅私大~関関同立・MARCH程度の難易度があり、どの学年からも学習できる1冊になっています。一問一答形式になっているので問題を次々と解きながら言葉を覚えていきます。そのため、英語の参考書の様に繰り返し学習する必要がある1冊です。

  • 学力・・・高校2年生~高校3年生
  • 目的・・・中堅私大~関関同立・MARCH
  • 難易度・・・★★★☆☆

基本的には教科書と併用しながら学習した方が効果的になります。もし、山川出版社の教科書を学校で使用しているなら本書を持っていると効果的な学習が期待できます。ただ、他社出版社にも似たような一問一答形式の参考書が多いのですが、何が本書の優れている点かといえば山川出版社の参考書という点につきます。実際に、記載内容にあまり差はありませんが、偏差値60程度まで伸ばしたい受験生が使用する参考書になります。

本書は日本史の用語を覚えることに適した参考書ですが、一問一答形式のためどうしても流れで覚えられない面もあります。特に、共通テストなど思考力が求められる問題が増えたこともあり、言葉だけ覚えても対応できないケースがあります。そのため、本書の1つ目の目的は用語を覚えること、2つ目は周辺知識を増やすことになります。

まず、本書1冊で受験勉強に対応しようと考えずに、教科書や全体の流れが書かれた参考書と併用して学習することが効果的です。実際に、理解したつもりや覚えたつもりでも日本史の範囲は広いこともあり粗が出てきます。そのため、本書を反復利用して用語をしっかりと覚えこむようにしましょう。また、本書を通して周辺知識も増やしましょう。用語だけ覚えても答えを導くことは不可能になるので、問題文もしっかりと読みこんで解答するようにします。また、問題文の中にも重要な言葉はマーカーを引いて覚えるようにしましょう。そうすることで、用語だけでなく周辺知識を増やしていくことができます。

学習する期間ですが、共通テスト・中堅私大・産近甲龍レベルであれば本書をずっと学習してください。もし、MARCHや関関同立を受験するなら早い段階でワンランク上の教材を使用できるようにするため早めに仕上げるようにしましょう。場合によっては時代ごとに併用することも可能です。

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