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『その日のまえに』重松清の名作を映画化した感動作品

原作と映画の違いを感じる作品

「その日のまえに」の基本情報

公 開2008年
監 督大林宣彦
原 作重松清
時 間139分
出 演南原清隆・永作博美
主題歌クラムボン「永訣の朝抄」

あらすじ

日野原健大(南原清隆)はデザイン事務所を経営するイラストレーターであり、妻のとし子(永作博美)とは昔から支えてくれた存在である。その中で、とし子は体調不良を訴え、検査の結果、余命宣告を受ける。戸惑いと絶望の中で息子2人と共に「その日」に向けて進んでいく…。

原作との違いに戸惑うかもしれない

原作から映画を観た人は戸惑いがあるかもしれない。大筋は同じなのに、何か違和感を感じてしまう。それは物語を詰めすぎたためかもしれない。原作では、短編集で伏線を貼りながら、「その日のまえ」「その日」「その日のあと」へ繋がるようになっている。そのため、原作の面白さは脇役の伏線と本編が結びつく面白さがあるのだが、映画では中途半端な結びつきになってしまっている。そのため、原作が好きな人にとっては違和感を感じる点がある。

物語のストーリーは良作なので映画は映画で楽しむ

敢えて原作と比べて視聴するのもアリだが、映画は映画として楽しんだ方が良いかもしれない。余命宣告された中で必死に生きようとする家族の物語はそれだけで泣ける話でもある。本作では、永沢博美の演技が良く夫を長年支えていたことがわかる。テーマがテーマであるが、終始重い話ばかりではないため家族愛や夫婦愛に触れながら物語を楽しもう。

映画を観てから原作を見てみる面白さ

重松清の『その日のまえに』は原作を先に読むと映画版の原作違いの点が気になり集中できないかもしれない。それより、映画を観てから原作を読んだ場合には原作に描かれていない背景もあるので楽しむことができる。私自身が原作を読んでから映画を観たため違和感を感じたが、その後に原作を読み返すと、より物語が深まったのは確かである。そのため、映画を観るなら原作も読んで欲しい作品である。

 

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