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『硫黄島からの手紙』日本側の視点で太平洋戦争の姿を描いた映画

戦争末期の激戦地硫黄島を舞台に戦争に悲劇を伝える作品

『硫黄島からの手紙』の基本情報

公 開2006年
監 督クリント・イーストウッド
原 作『「玉砕総指揮官」の絵手紙』
時 間141分
出 演渡辺謙
二宮和也
伊原剛志
加瀬亮
中村獅童
主題歌141分
配 給ワーナー・ブラザース
パラマウント映画
興行収入$68,673,228(国内51億)

硫黄島からの手紙 [ 渡辺謙 ]

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感想(13件)

『硫黄島からの手紙』のあらすじ

2006年に東京都小笠原諸島の硫黄島で調査隊は数百中の手紙を発見した。61年前に、硫黄島で戦った兵隊たちの届かなかった家族に宛てた手紙が発掘された。彼らが残した手紙から当時の様子を考えていきたい。『父親たちの星条旗』はアメリカ側の視点から描かれたのに対して本作は日本側からの視点で描かれた作品である。

栗林忠道陸軍中将を中心とした物語

戦局が悪化してきた1944年6月に小笠原方面最高指揮官として栗林忠道(渡辺謙)が赴任した。水際防衛作戦を否定し、内地持久戦による徹底抗戦に変更しており従来の指揮官とは違い、現実的な路線で戦おうとする栗林に信頼を寄せていった。

ただ、塹壕をつくって持久戦となることで戦争の悲壮感が伝わってくる作品である。実際、圧倒的なアメリカ軍の物量により5日ぐらいで戦闘が終わると思っていたが、占領ができたのは36日間もかかった。

日本兵は20,933名のうち96%の20,129名が死亡・戦闘行方不明となり、アメリカ兵も6,821名が戦死するなど激戦地となった。その絶望的な栗林中将らがどの様に戦い生き抜いたかが描かれている。

終始、重たい雰囲気がリアリティさを感じさせる

戦争映画であり、絶望的な状況の中で生活していることもあり重たい雰囲気はある。ただ、その点がリアリティを与えてくれて、その絶望の中でも心理描写が上手く描かれている。極限状態に置かれた兵隊たちの苦悩などが心に突き刺さる。

手紙という方法で残された家族たちに手紙を書きたかった兵達たちの悲しみは心に来る。手紙の一つ一つの重たさが心に留めることになる。今の時代に生きていることを幸せに感じることが出来る作品である。そして、2度と過ちを起こしてはいけないと感じさせてくれる。

『父親たちの星条旗』と並行して観て欲しいが、どちらにも正義も悪も無く、ただ時代に翻弄される人々の苦しみを感じられる。

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