• 大学受験・高校受験の志望校合格へのポイント

高校3年生の夏に受験生が取り組むべき勉強量【大学受験】

E判定からの逆転合格を目指して

はじめに

高校3年生の夏に部活動の引退や懇談で一般選抜の受験を考える受験生がいます。そもそも模試を受験していない場合や志望校E判定の状態であっても何とか志望校に合格したいと考えるでしょう。では、その様な受験生は高校3年生の夏にどれくらい勉強が必要でしょうか

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高校3年生の夏頃から受験勉強を始める受験生にありがちな間違いは、少し勉強すれば大学受験に合格できると考えている点です。確かに、高校入試であれば1.3倍程度もあれば高い倍率ですが、大学受験は平均的に4倍程度の倍率になります。そのため、中途半端な勉強量では合格できない可能性があります。では、どれくらいの勉強量が必要でしょうか?それは、志望校に合格ラインの目安を超えるまで勉強することです。下記は7月下旬に専門学校の合格内定を持っていたが、懇談後に急に大学受験を目指すと言ってきた生徒の夏休みの動きです。

7時30分に登校して20時30分まで学習をしています。途中で昼食(30分程度)はとりますが、基本的には勉強をしており、土日も含めて12時間程度は勉強をしていることになります。このことから、短期集中で受験をする受験生に気づいて欲しいことがあります。

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受験勉強にはメリハリは必要かもしれません。ただ、高校生であれば学校生活があるので十分な休息をとることができます。移動教室で友達と話したり、受験に関係ない授業を聞くだけでもリフレッシュになります。そのため、「メリハリが大事」「オンとオフの切り替えが大事」ともっともらしい言葉を使って受験勉強から目を背けないようにしましょう。

なぜなら、本気で受験勉強をしている受験生にとって勉強をしていない時間は不安になるからです。受験では、0.2点不足して大学を落ちる生徒は毎年存在します。そのため、楽観的な受験生を除けば不安で一杯です。そのため、勉強をしている方が不安が軽減され休まることは多い。もちろん、既に合格ラインに達している場合は調整するのは良いのですが、E判定から追い上げる受験生にとって休息は休息ではありません。それにも関わらずに、平気で勉強を休める受験生はまだまだ余裕があるのでしょうか。

上記の図で13時間勉強したことが素晴らしいのではなく、週7日を同じ勉強量で継続したことが学力を上げるきっかけになったことです。夏休み中に勉強補習の参加者を確認すると、予定通りに出席する受験生と予定通りにできない受験生では学力の伸びに大きな差があります。やはり、継続的に学習することは学力を伸ばす基本になります。

学力が伸びない受験生の多くが計画性のなさです。例えば、月~金で勉強すると言いながら、急に病院があるから(緊急ではない)、家の用事で、などの理由により休むことがあります。もちろん、これが1回や2回ならそれほど問題はないのですが、長い目で見た時に毎回同じことしていることに気づきます。そのため、本気でE判定から志望校を合格を目指すなら1ヵ月間真剣に勉強だけ考えて取り組みなさいと言います。

基本的に短期間で学力を伸ばす場合に勉強以外のことに時間を割くことができません。これは、E判定から学力を一気に伸ばすためには仕方がないでしょう。なぜなら、大学受験に向けて高校1年生から取り組んでいた受験生と同じ土俵で戦うことになるので、今まで勉強をしてこなかったと諦めて勉強に集中しましょう。

逆に考えれば、勉強以外のことが気になるなら間に合わない可能性があるからです。例えば、1時間テレビを見たとしても、ライバルはその1時間勉強をしていると考えるからです。そのため、その様な思考にならないと追い込みがかけれなくなります。

E判定から逆転合格を狙う受験生であれば、1日10~13時間は受験勉強をするようにしましょう。たとえ、その時間勉強したとしても14時間~11時間の空き時間があります。睡眠時間に6時間とっても8時間~5時間の空きがあります。つまり、10~13時間の勉強であっても決して無理がないことがわかります。

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