英文をできる限り早く読みたい受験生向けの内容になっています。そのため、固い文法中心の解釈ではなく、英文を読むためだけの内容になっています。そのため、文法上の細かい内容は英文法で学習していただいて、英文を読むためのポイントを書いています。順番は思いついた順番なので気にしないでください。
解答
Point. 関係代名詞はどこまで続くかを確認する
関係代名詞の内容は2つ目の動詞の前までがない様になります。そのため、is much enjoyedが先行詞のAnother traditional jobにかかります。なぜなら、is workingという現在進行形があるため英文の中では動詞が2つ存在はしないことから関係代名詞の中身ではないと判断できます。その場合に、わかりやすい様に< >で囲みましょう。そうすると、「とても楽しめる」→「別の伝統的な仕事」という順番で訳をすればよい。また、文型的には第2文型ですが、第3文型の様に「SはOをVする」ように最後に動詞を訳せば綺麗に出来上がります。
「national park」のnationalを「国際的な」「自然な」にしている場合が多い。もちろん、nationalは「国の」「民族の」などになるから国立公園が適しているだろう。
is much enjoyedは受動態であるが単なる過去形や現在形で訳している場合がある。これらは、しっかりと文を読んでいないのだろう。
Point. 存在を示すbe動詞
中高生が苦手な表現ですが、be動詞は存在を示す意味があります。今回の場合では「we are in an audience」のように私たちが聴衆の中にいる意味合いになります。他の例では「I was in child」にすれば「私が子どもだった(時)」になります。そのため、be動詞の文章は第2文型で記されることが多いですが、第1文型では「その状態にある/存在する」ことになります。
Point. 動詞 to 動詞 は1つの動詞と考えれば楽
正しい文法の方法ではありませんが、英文は固めて読むことができた方が早く読めます。そのため「V to V」になっている場合は1つの動詞と考えて読めばまとまって文章を理解できます。今回では、「tend to concentrate on」をまとめて「~に集中しがちである(傾向がある)」とすれば日本語訳が楽になります。
*「concentrate on」でまとまっているので、どの動詞がどの前置詞を使うのか慣れていきましょう
Point. 複数の事柄をつなぐ「and」と「or」
複数の対象をandやorでつなげる時は、「A, B, and(or) C」と表記するので、the musiciansからother performersまでがひと固まりになっていることを見抜きます。そして、who以下の関係代名詞が先行詞にかかっていることがわかります。
*「in front of」は「~の前」というイディオムになります。
基本的に正答率は高かったが、who以下の関係代名詞の先行詞がthe musicians~performersまでかかっていることが理解できていない場合がある。しっかりと「or」がなにかを見極めていない。
Point.注釈に騙されずに主語と動詞をみつける
受験生が間違いやすい点に注釈が入ると主語と動詞がわからなくなる点です。今回で言えば主語は「A pair of economists」であり、動詞はofferedになります。これか文中の「-・・・-」は注釈になります。例えば、日本語で書けば「田中先生(英語の先生)」になるわけで、極論を言えば訳をしなくても文章は読めます。そして、「英語の田中先生は」となるように注釈内容から訳をすれば綺麗に訳せます。今回で言えば「かなり一般的だとわかったこの問題を」この下線部が注釈内容になります。
Point.代名詞の内容を理解する
受験生に多いのが代名詞を訳さない場合や特に意識しないことが多い。もちろん、代名詞がわからなくても何となく文章が読めるのが原因でしょうが、これは何を指しているのかと問われた際には答えられるようにしましょう。
Point.関係代名詞に慣れる
Whoの関係代名詞の中身ですが当然2つ目の動詞の前までが内容になります。注釈があっても騙されないようにしましょう
*熟語・・・a pair of~「2、3の」、turn out~「~だとわかる」
economistsの間違いが多い。そもそも、「〇〇st」であるなら人を指す場合が多いことがわかっていれば、経済学者とわかりそうだが経営者など間違った意味で考えているケースがあった。また、経済は等の人でないものを強引に人にして書いているケースもある。
common oneのoneを代名詞と気づかずに日本語訳を書いているケースが多い。この代名詞が何かという点はしっかりと理解しておかないと誤訳のものとになる。
turn outなどの熟語を間違って覚えているケースも多い。熟語は意味が違えば大きく変わってくるので、基本的な熟語はしっかりと覚えて欲しい。