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『3月のライオン 後編』将棋を題材にした羽海野チカの漫画を映画化した作品

複雑な人間関係の模様を描いた作品

『3月のライオン 後編』の基本情報

公 開2017年
監 督大友啓史
原 作羽海野チカ『3月のライオン』
時 間139分
出 演神木隆之介
有村架純
倉科カナ
染谷将太
清原果耶
佐々木蔵之介
加瀬亮
伊藤英明
豊川悦司
主題歌藤原さくら「春の歌」
配 給東宝
アスミック・エース
興行収入6.5億円

あらすじ

中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零(神木隆之介)は、幼いころに家族を交通事故で失い、棋士の幸田柾近に育てられた。自分のせいで幸田家がボロボロになったと思い、深い孤独の中で将棋を指し続ける。その中で、川本家3姉妹と出会い、心の支えを得た桐山は厳しいプロの世界で戦い続ける…。『3月のライオン(前編)』からの続編である。

公開年度別の映画作品一覧

原作通りの流れで進むが、原作以上に重たい空気である

『3月のライオン(前編)』は映画館で観たのですが、その際に後編もありきの作品であり下記の映像を映画館で予告編として観ました。

感想は、「重たいなぁ」でした。実際、全編も明るい物語展開ではないので重い雰囲気があったのですが、後編は内容的に更に重たくなると感じました。結局、後編は映画館に行かずにDVDを借りて観ることになりました。

関連記事:『3月のライオン(前編)』将棋を題材とした人気漫画を映画化

『3月のライオン 後編』では川本ひなたが受けるイジメ問題と父親の問題が中心にあると思ってください。宗谷冬司名人との対局や幸田家との関係なども描かれていますが川本ひなたの出来事を中心に考えたほうが良いでしょう。

原作とは描写が多少違う点もあり評価が分かれる点かもしれません。私自身も漫画は全て読んでるうえで『3月のライオン 後編』を観ています。そのうえで思ったことは、全体的に雰囲気が暗い点です。

原作の漫画では、緩急をつけた表現で描かれており、羽海野チカの絵柄的にほっこりする感じが強いです。そのため、原作の漫画では「ほっこりシーン」も多かったのですが、実写にするとほっこりシーンより重たい雰囲気の方が印象付けられます。登場人物も、できる限り似ている人物が選ばれているので無茶苦茶違和感があるわけではありません。それなのに、実写の方が重く感じるてしまいます。

良くも悪くも原作に近い形で描かれた分だけ仕方がないことだとは思います。あだち充作品の様に間の取り方が素晴らしい作品のため限界があったのでしょう。ただ、色々な人々の苦しみを描いていることを考えれば、これぐらいの重さがあってよいのでしょう。

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原作を読んでいるからこそ不完全燃焼になっているシーンも多い

前編・後編という形で描かれた作品でもあるが、登場人物には複雑な心理描写を必要とするため描き切れていない点もある。また、映画を完結させるために原作と若干変えているシーンもあり、多少の不完全燃焼になっている。

1つは、川本ひなたのイジメ問題である。原作は、桐山零が新人戦の後に修学旅行中の川本ひなたを鴨川で捕まえて胃薬を渡すなどの名シーンもあるが映画版ではカットとなっている。同じ高校を目指してのシーンのなく、それでイジメ問題は終わらせるの?と感じてしまった。もっと深堀りして欲しいけど、仕方がないことなのかな?林田先生がモンスター化もして欲しかった。

2つ目は、桐山零と川本ひなたの父親とのバトルシーンである。父親の演技が原作通りに感じて良かったのだが、2人のバトルは原作通りは描かれなかった点である。むしろ、桐山零と関係なく川本ひなた姉妹で自分たちで解決してしまっていると感じてしまった。映画を観ていて、再び桐山零は川本家を訪れることができたなぁと感じた。もし自分なら、会えないと思えるのだが…。この2つに関しては原作の方が良かった。時間的な問題があるのだろうが、ダイジェストの様になってしまった気はする。

全般的に、原作を知っているからこそ映画版が面白いと感じた点(原作を知っている人だけがわかる内容)と不満にのこる場面があったのは事実である。ただ、登場人物の演技は非常に原作に近くて良かった。

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