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人気の個別指導塾が抱える将来的な問題点【小中高生】

個別指導塾は継続できる?

はじめに

個別指導塾は1対1や1対2で指導を受けられることで集団塾より人気を集めている。また、子どもの都合に合わせて時間割が組みやすいことが人気であるが、その個別指導塾が抱える問題点を考えてみましょう。

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まず、個別指導形式の学習塾では専任(正社員)の先生が指導していることの方が少ない。なぜなら、専任講師の平均的な収入を補えるだけの授業料の設定が必要になるからです。そのため、個別指導塾では大学生などのアルバイト講師が授業をしていることが多い。ただ、ここに問題点があります。

まず、最低賃金が上昇したことで塾講師の時給にメリットがありません。それどころか、授業時間だけしか時給を発生させないケースもあったのですが、それを嫌がる大学生が増えています(*労基としても問題)。また、シフトが比較的自由度がない業種でもあるため、大学生が塾講師として働くメリットは非常に低い。また、教員志望者の大幅な減少も講師募集が上手くいかない原因をつくっています。

そのため、個別指導塾への需要は高いが講師の供給は下がっているのいが現状です。結果として、講師の待遇を改善するために授業料を上げる、もしくは講師の質を下げて募集するのどちらかになるでしょう。

そのため、個別指導塾へのニーズがありながら講師不足に直面します。もちろん、グループ運営している大手塾であれば講師の融通が可能かもしれません。ただ、そのグループ経営がFCであれば、FC料の支払いがあるので決しって楽な経営にはならないでしょう。

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大学生が授業を指導することのメリットは小中学生と年代が近いために子ども達が親近感を持ってくれる点です。特に、小中学生の場合は気軽に話せる先生の方が好意的にみます。そのため、勉強に前向きになってくれる可能性があります。また、塾側からすれば比較的安い労働力で働いてもらえる点です。ただ、中高の非常勤講師の1コマ単位で支払われる給与とそれほど差はないかもしれません。

一方でデメリットは、大学生の学力が不足している可能性です。もちろん、学力が不足していても事前準備などしていけば問題はないのですが、事前準備にバイト代が支払われないなら負担しかありません。ただ、小中学校の内容では大学に一般選別入試で進学していれば問題なく対応はできます。ただ、一般選抜入試での進学者が減少傾向がある中で、その様な学生を確保することも難しいでしょう。実際に、大分前から「指導できる教科以外の教科指導をさせられている卒業生」を何人もみています。

以上のことを考えれば、大学生講師の最大のメリットは生徒の学習意欲を高めることができるかどうかになります。一方で、年齢が近いことで親近感が湧くのは良いですが友達感覚になってしまう可能性もあります(*先輩に勉強を教えてもらっている感覚)。また、若者人口減による講師不足になると質の低下を招く可能性があります。

結果、将来的には個別指導塾は現在の形式では運営できなくなる可能性があります。むしろ、低価格で勝負している個別指導塾が厳しくなり、ある程度授業料を支払う必要があることになるかもしれません。実際に、これまでに長期休暇中に講習を詰め込まれた経験がある保護者も多いのではないでしょうか。と言っても、ここ1~2年で大きく変わることはないでしょうが、長い目で見れば厳しくなるのではないでしょうか。

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