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『ハサミ男』メフィスト賞を受賞したミステリ作品。引っ掛からずに読むことはできない。

『ハサミ男』

作 者殊能将之
出版社講談社文庫
ページ数520ページ
発行日1999年(文庫2002年)

あらすじ

女子高生2人が同じ手口で殺害事件が発生していた。両方とも喉にハサミが深く刺さっており、マスコミは「ハサミ男」として報道していた。その中でハサミ男は3人目の獲物を選んでいる中で自分と同じ手口で殺害された死体を見つけることになる。先を越されたハサミ男は真犯人を探し始める。

前作記事:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』誰もが知る物語をミステリーにした小説

ハサミ男 (講談社文庫) [ 殊能 将之 ]

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感想(23件)

2つの立場で物語が進んでいく

物語はハサミ男の視点と警察の視点の2つのパターンで進んでいく。そのため、交互に視点が変わることで「追われる方」「追う方」が展開することが面白い。もちろん、読者が誤解してしまう様な描写をいれてきますが…。

レビューなどを読んでいると騙されたやトリックが分かったなど色々と書かれていますが、トリック探しをしているのではないので普通に楽しめました。ただ、トリックのネタ晴らしが最後に来るので、後半までどの様な展開になるのかな?と楽しんでいたにも関わらずに最後に読者を誤解させるために描いているんだなと感じます。

そのため、色々と登場人物の背景に気になる点がありますが、特に被害者の樽宮由紀子に関してはもっと深い何かがあっても良かったのかもしれませんが本筋ではないこともあり案外あっさりした感じはします。そのため、最後に明らかになるのはトリックがメインなイメージになります。素直に読んでいけば楽しい作品でしょう。

最後は一種の不気味さありましたが、それはそれで物語のスパイスになっているでしょう。

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