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危険な参考書の選び方~レビューだけではわからない~

参考書選びのプロセス

はじめに

小中高生が参考書や問題集を記入する際に、どの様に判断しているのでしょうか?誰かから勧められた教材かもしれませんし、レビューを参考にして購入しているかもしれません。しかし、本当にレビューだけを頼りに参考書を選んでも良いのでしょうか?少し考えてみましょう。

レビューの評価は正しい?

インターネットでは参考書や問題集のレビューが書かれたページを見ることができます。このレビューを参考に参考書を選んでいる小中高生もいるのですが、本当にそれは良いのでしょうか?レビューは口コミであり、信憑性が確かではないだけでなく、そもそも参考書や問題集を何を目的に取り組むかは人それぞれになります。そのため、レビューで本当のことが書かれていても必ずしも当てはまるわけではありません。例えば、ぐるなび等で評価が高いお店に行ったとしても必ず納得できる料理を食べられるわけではありません。その点からもわかるように、レビューありきで参考書や問題集を選ぶことは危険であることを知っておきましょう。

同様に、誰かから勧められた参考書や問題集も必ずしも適した参考書ではないかもしれません。なぜなら、目的だけでなく学力もひとそれぞれのため安易に購入するのは危険かもしれません。そのため、参考書・問題集選びで最も意味がないのは実力以上の内容のため理解できない状態になることです。

例えば、大学受験の英単語長で『ターゲット1900』という有名な単語帳があります。この単語帳は使い勝手もよく、お勧めしている参考書の1つ。ただし、これまで受験指導を始めた最初の段階では取り組ませていません。基礎ができていないにも関わらずに取り組んでも効率が悪いだけです。(*実際には中堅私大程度の問題が解けるようになってから取り組ませています)

関連記事:英語参考書の紹介「英単語ターゲット1900大学入試出る順」

このように、参考書や問題集を購入する際には、「自分の学力」「目的」「参考書の意図」を考えて購入するべきでしょう。もし不安なら。費用がかかるが基礎的な内容の参考書から段階を上げていく方が結果的には効果的な学習が期待できます

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レビューだけでは判断できない参考書

何冊も参考書を読んでいたり、受験指導する際に使用していると参考書や問題集の癖がわかります。それぞれの参考書にメリットやデメリットがありますが、「何を目的に」「どの学力層に」取り組むかを考えれば適した参考書を見つけることができます。

そのため、参考書のレビューを読んでいると、「なぜ、この参考書は評価が高いの?」と感じるものもあります。もし、この学力層に使用するなら続かないだろうなぁと感じる本でも特に説明なく評価が高い場合もあります。そのように考えると、レビューだけですべてを判断することが危険だと感じます。レビューはあくまで参考程度にする方が良いでしょう(*もちろん、実際にレビュー通りの良書もあります)。ただ、参考書選びで悩んでいる中高生はレビューで時間をかけるより、勉強する時間を増やした方が良いでしょう。

では、良い参考書を選ぶコツは何かといえば、小中学生であれば定番の参考書で問題ありません。または、教科書準拠の問題集を使えば外れはないでしょう。また、高校生や小中学生であっても上位の学力を身に着けたい場合は、参考書を使用して指導している人に相談する方が早いと感じます。友達や先輩に相談しても、やはり知っている参考書の数に限界があります。そのため、狭い範囲から選択することになります。それでは、学習効果がない可能性もあります。

最後に、参考書選びが重要というより、勉強を続けるかどうかが大事です。そのため、学力に不安がある場合は解説が多い参考書を選びましょう。このように、何が必要か考えることも大事です。ただ、手っ取り早いのは相談することではいないでしょうか?

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