
子どもの学力を伸ばすためには「〇〇」の習い事をした方が良い、子どもの興味関心意欲を伸ばすことが大事など色々な方法が述べられています。例えば、習い事ではスイミングが良い、ピアノなどの楽器を習うことが良い、英会話を習う方が良いなど色々な意見が出ています。確かに、東大生にアンケートで習い事のランキングなどが出てきますが、信憑性に欠けます(*東大生と同じ習い事をしていた学生が数多く存在しているから)。ただ、子ども達の学力を伸ばすために必要な教育は勉強することを当たり前の環境にすることです。
小学校などで授業中に私語をする(騒ぐ)子どもが増えています。この子ども達は悪気があるわけではなく、授業中に話を聞かなくてはいけないと考えていないからです。そのため、人が話している時には話をしっかりと聞くことが習慣化されていない場合は授業中に静かにする意味がわからないかもしれません。また、学校に遅刻しても良いと考えている子どもと遅刻してはダメと考えている子どもでは行動パターンも決まっていきます。
では、学習面で子ども達の学力を伸ばすための育て方に必要なことは何でしょうか?1つ目は、親も知的好奇心を高めていく必要があります。特に、幼少期であればあるほど親の影響が強い子ども達ですから、保護者も積極的に学ぶ姿勢を持っていれば同じように学ぼうとしてくれます。そのため、博物館や美術館、実験教室など足をどれだけ運んだかが重要です。もちろん、親も仕方なく学んでいるのではなく楽しみながら学んでいれば子ども達にも良い環境でしょう。もし、保護者がどうしても興味がわかないなら、習い事を活用することも1つです。それでも、習い事から帰ったら子ども達と話してください。
2つ目に当たり前のことを当たり前に取り組むことです。学校の通う、宿題を終わらせる、テスト前に勉強する、整理整頓をする等のことを当たり前に取り組むように早い段階から教育していく必要があります。もちろん、最初から全てを取り組ませる必要はありませんが段階的にでも取り組ませましょう。そうすると、勉強をすることが当たり前と考えるようになります。例えば、ある生徒が真面目な顔で「事前に対策プリントをもらった小テストで満点が採れないかわからない」と言って、他の生徒が呆れていました。しかし、その生徒にとって小テストがあるなら勉強しておくことが当たり前だからです。他の生徒はその日の直前に慌てて勉強するから満点が採れないだけです。そうすると、学力に差が出て当然になります。
ただ、注意がいるのは「何を当たり前」と考えるかです。その基準を間違えれば毒親になりかねません。ただ、少なくとも学校に通うや宿題をする等は最低限取り組んでおいた方が良いでしょう。
3つ目に、携帯電話は避けられない問題になる。携帯電話は便利な道具であるようで、小学生の保有率も上がっています。そのため、携帯電話の保有は避けられない問題ですがトラブルの原因にもなります。まず、交友関係を維持するために必須なアイテムになってしまうため中学生、高校生になると保有するかもしれません。その一方で、携帯電話中毒になる(→学力の低下)、SNSのトラブルを発生、ゲームに課金、犯罪に巻き込まれる等の問題は発生します。もちろん、保護者も何とか関与したい所ですが、中学生、高校生になるとプライバシーを理由に何をしているのかわからない状態になります。また、交友関係が適切なSNSの利用なら良いのですが、重度のSNS使用者であれば本人も携帯電話に依存するしかありません。そのため、携帯電話を持たせたことで全てが無駄に終わってしまう可能性があります。
4つ目に、肯定感を高めるだけでは効果がない。褒めることが大事なことはわかりますが、褒めるだけでは自己肯定感を高めることは難しい。なぜなら、褒められるだけでは慣れてしまい麻痺します。そして、褒められないだけで自己肯定感が下がります。そのため、ダメなことはダメと言いながら、褒める場所では褒めるようにしなくてはいけません。特に、最近は叱られることに慣れていない子どもが増えています。結果、何かに躓けば投げてしまうこと増えます。勉強面で言えば、どんどん壁にぶつかるのですが悩みながら頑張っていると理解できることも多い。そのため、褒めるだけの自己肯定感を高める方法は避けた方が良いかもしれません。
子どもの学力を伸ばすために本当に必要な教育は「当たり前にする」ことを増やしていくことです。習いごと等は学校以外に遊び以外で何か取り組む時間があることが当たり前にすることになります。逆に言えば、間違ったことを「当たり前にする」と大変なことになります。そのため、後出しであればあるほど大変になるので、早めに取り組んだ方が良いでしょう。ただ、実際にするのは難しいのも事実なので試行錯誤しながら取り組みましょう。そのために、「親の自己満足にならない」「子どもの行動を否定から入らない」「間違ったことはしっかりと叱る」ことが大事でしょう。