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武庫川女子大学の共学化は成功するのか?失敗するのか?

日本最大級の女子大共学化の衝撃

はじめに

令和9年度(2027年度)から武庫川女子大学を共学化するニュースに衝撃を受けた人も多くいるでしょう。関西では比較的受験者を集めていた大学ですら共学にしないと生き残れないと感じたかもしれません。その一方で共学化に反対する署名がおきるなど不満を抱える在校生や卒業生もいます。では、本当に武庫川女子大学は共学化して成功するのでしょうか?

武庫川女子大学は生徒数が多く経営が安定しているから共学化しなくても問題ないと世間は簡単に言っています。しかし、平均倍率を見ていると以前に比べて下落傾向にある印象は受けます。もちろん、全国の大学に当てはまる内容ですが、決して楽観視できない状況にあります。その意味では、共学化することは1つの有効的な方法と言えるでしょう。単純に見込みの受験者が倍以上になることから理系学部を抱えている女子大からすれば受験生増加が期待できます。その一方で、デメリットも考えておくべきかもしれません。その前に、まず武庫川女子大学の立ち位置を考えてみたい。

武庫川女子大学は関関同立の滑り止め(*産近甲龍では安心できないため)であり産近甲龍の併願先として考えることが多い。そのため、女子の場合は知名度に対して入試難易度が低い(問題が解きやすい)ことから関西大学などを本命にしている場合の滑り止め(2つ目の)の位置になります。もちろん、学部によって異なりますが、関関同立>産近甲龍≧武庫川女子大学>摂神追桃と考えて受験指導する場合が多い。また、入試問題を比較した場合に癖が少ない問題で解きやすい問題が多く、産近甲龍に比べれば本番に失敗する点が少ない気がします。

結果、入試難易度に比べて知名度が高いことから併願先にも本命に受験を薦めやすい大学という印象です。そうすると、共学化によって受験者数をもっと増やせる可能性があります。ただ、それほど簡単な話ではない点です。

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武庫川女子大学であれば女子大学としての評価を受けることができたのですが、共学化することによって没個性化することは避けられません。ニュースでは立地面が有利とされていますが、阪神電車の「鳴尾」駅であり、阪急沿線・JR沿線からすれば便利とは言い切れません。ただ、駅近でもあることから一定数の志願者が増えるでしょうが、そこから伸びるかは未知数ではあります。

結論から言えば、武庫川女子大学と大和大学が同様のグループに入るのではないでしょうか?

まず、一定期間は生徒数の増加は期待できますが、産近甲龍を追い抜くかもしれないと期待するかもしれませんが難しいのではないでしょうか?立地面で競合するのは近畿大学と甲南大学かもしれません。まず、近畿大学は知名度・生徒数・学部(学科)数の面で既に武庫川女子大学を上回っている点を考えれば牙城を崩すのは難しいでしょう。また、甲南大学なら追いつけると考えるかもしれませんが、立地面では阪急とJRのアクセスがあり、学部(学科)はそれほど重なっていません。そのため、たとえ共学化しても産近甲龍と同様の評価を受けることは難しいかもしれません。

また、女子大であることの就職ニーズがあったことは間違いありません。もちろん、大学のキャリアセンターを使用せずに学生が自分たちで就活をするなら問題はないでしょう。しかし、就職先へのニーズが大きく変わる可能性がありことからキャリアセンターが対応できるかが不明です。

その様に考えると、類似性が強くなるのは大和大学のように感じます。結果、産近甲龍程度の認知度を受けなくなるが、Fランクに属することもない。そのため、生徒数は一定数確保できるが理系学部が重しになる可能性がある。

何もしなければジリ貧の可能性もあったことを考えれば共学化は仕方がない方法かもしれない。ただ、想像以上に反対意見も多いことを考えれば多少のイメージ低下(中高にも影響がある)と共学化した3年間を上手く運営しないとダメージになるかもしれない。それでも、普通にすれば生徒数は増加するははずである(*ただ学校の雰囲気は大きく変わる可能性はある)

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