大学受験では受験計画が非常に重要になってきます。それにも関わらずに12月や1月の出願直前に何校受験知るのか?どこを併願先にするのかで無駄な時間を過ごす場合があります。そのため、今回は大学別の併願先について考えてみましょう。
関西大学の滑り止めを想定すると産近甲龍が最初に考えられます。その中でも受験しやすい大学とすれば龍谷大学が考えられます。まず、試験日程の面でも関西大学の入試日程の前後に受験日が設定されていることから受験しやすくなっています。本命の前に本番慣れのケースでも、関西大学の入試が終わってから受験も両方可能です。そのため、日程面では◎になっています。また、問題の難易度ですが関西大学の入試勉強を中心にしていれば特別な対策は必要ありません。若干、日本史だけはタイプが違いますが、最近の日本史は易しくなっているので影響は少ない。また、近畿大学と比べると若干難易度が低いこともあり併願先としては受験しやすい大学になります。
日程面では龍谷大学と同じで受験しやすい大学になります。また、関西大学希望者であれば第一に併願先として思いつく大学でもあります。ただし、英語・国語では少し癖が強い問題が出題されており、日程毎の問題難易度の差も大きく感じます。また、関西大学とは出題形式が違うこともあり、英文法などを特に学習しておかなければなりません。そのため、関西大学の合否ラインの受験生では併願先として受験することはできても、必ず合格できるとは限りません。産近甲龍の中でも受験生を多く集めていることもあり、難易度も高めなので安心できる併願先というわけではありません。過去に、近大が不合格だけど関西大学は成績優秀で合格のケースもあります。そのため、不安ならもう1段下の大学の受験も考えましょう。
関西大学と同じ吹田市にある大学で距離的な面では非常に近い大学になります。ただ、問題の難易度が併願先にしては難しく感じるかもしれません。もっとも、関西大学レベルの受験生では合格点は採れるでしょうが、問題の癖がある点が気になります。それなら、龍谷の方が合格しやすいのでは?と考えてします。ただ、立地面では優位性はあるので入試問題が合うようなら受験を検討しても良い。
東進ハイスクール・東進衛星予備校関西大学の合否ギリギリの受験生が受験を検討する難易度の大学になります。そのため、関西大学のボーダー付近では併願校としては考えませんが、どこかに合格はしたい受験生にとって良い大学になります。この大学の最もよい点は、入試問題が基本的な内容になっているので過去問以外に特別な対策は必要ありません。言い換えるなら、良くも悪くも癖がない難易度の問題なので受験しやすい点からお薦めできます。
⑤大阪経済大学 【お薦め度 ★★★☆☆】
大和大学と同様に癖がある問題が出題されます。ただ、こちらの何度は決して高くないことから過去問ぐらいの対策で十分対応できます。そのため、関西大学と大阪経済大学だけの受験生もいるように、併願先としては比較的安心できる難易度といえるでしょう。ただ、学部が限定的なので希望する学部がない可能性はあります。
最近の女子大の凋落は気になる点ですが、それでも女子大として地位を確立している大学なので、ブランド価値が高いわりに入試難易度が手頃な点が受験生にとって受けやすい。入試問題に関しても、関西大学を受験する学力があれば問題なく解けます。そのため、同志社女子大学の場合は入試対策は必要ですが、負担が少ない状況で受けられるので併願先となっています。
関西大学の併願先として、よく受験生に進めている6校を選んでいます。お薦め度に関しては受験勉強の負担が少ないかどうかになります。実際に多いパターンは、関西大学がA~B判定の受験生は「近畿大学or龍谷大学(2~4回)」になり問題が合うかどうかで決める場合もあります。C~D判定の場合は「近畿大学or龍谷大学or武庫川女子大学(2~4回)+その他(1~2回)」の受験を選択しています。E判定の場合は関西大学の受験回数を減らして「近畿大学or龍谷大学or武庫川女子大学(2回)とその他(2~3回)」の受験にしています。
併願先はある程度目安をつけておいて受験勉強をしてください。目安をつけておくと、過去問を早く解けるので事前に問題が合うか確認できます。また、どこにポイントを置いて勉強するかを考えられます。何事も早めに対応しましょう。