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大学受験は推薦入試の増加は危険なリスクを抱える

大学受験に異変があり?

はじめに

大学受験の推薦入試を増やすことは一見すればメリットが多い様に感じる。ただ、今回の一般選抜組の受験では従来と違ってかなり難化している印象を受ける。特にその矛先は指定校推薦入試の批判にも向かっている。では、本当に大学は推薦入試を増やすことでデメリットがないのか考えてみたい。

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一般選抜入試で合格枠を増やすより、推薦入試で定員を埋めた方が大学にメリットがある。なぜなら、一般入試枠を減らせば入試難易度が上昇するので、各予備校が出している偏差値を上げることができます。結果として、見せかけの偏差値を上昇させることで優秀な学校と印象を与える。

例えば、近畿大学が勢いがあること関西大学に追いつき追い抜く様に言われていました。ただ、現実には近畿大学は11月・12月に公募推薦を実施していることで一定数の定員を埋めています(*付属校に関してはどちらもあるので比較できない)。結果、偏差値的には近い様に感じますが、実際に受験対策すると大きな壁を感じます。そのため、偏差値を上げるだけであれば一般選抜入試の定員を厳選する方が効果があるでしょう。しかし、これにはデメリットがついてきます。

理由がない偏差値の急上昇は来年度以降の受験で避ける傾向になる点です。例えば、キャンパスが中心部に移転などであれば急上昇の可能性がありますが、特に要因がない状態での難易度の上昇は読めない入試になるため滑り止めの候補から外れることもあります。例えば、〇〇大学に合格するためにそれだけ難易度高いなら、△△大学の方が難関大学との評価されているからそっちを目指すになります。そのため、徐々に難易度が上がるなら良いのですが、急激な変化は受験生に好まれません。

また、一般選抜入試の難化が推薦入試の枠が増加したと思われることも危険です。なぜなら、一般選抜入試の受験生に比べて推薦組は勉強量は少ないと言えます。そのため、急激な難化の理由に推薦枠を敵視するのは仕方がないかもしれません。結果として、推薦が多い大学と認定されれば受験を避けたくなります。例えば、関西学院大学は最近は一般選抜入試の受験生を増やす大学と言われますが、単純に推薦入試での割合が極端に高くなったことで敬遠されてしまったから方向転換した気がします。eポートフォリオを主導して説明でも推薦入試を熱く訴えていましたが、結果は失敗。そして、明らかに関西大学より難しかったはずが関西大学の方が勢いがある状況になっています(*特に関西大学が何をしたわけではないのですが)。

結果として、受験生にとって腑に落ちない形で難易度が上昇されると受験先の候補として避けたくなります。特に、一般選抜型入試の受験生にとって余程そこで学びたいと思う意思がない限りは同レベル帯の大学を選択肢に入れるでしょう。また、模試やリサーチの結果が当てにならないなら、なおさらではないでしょうか。

まず、本当にその大学で学びたいというなら苦手な科目があろうと受験勉強ができるはずです。その点を考えれば一般選抜型入試の受験生の方が多くの時間をかけていると思います。また、そもそも難関大学で一般選抜型入試と推薦入試の生徒は英語の授業など対等にできるでしょうか?最近は、入学前に英語テストを受けてクラス分けしている段階から学力差があるのは明白です。ただ、推薦組は小論文など対策している分だけ大学の評価をとりやすいことになります。ある難関私大に進学した生徒が、大学進学後のテストで小論文の書き方ができているだけで優(80点以上)と言われたらしい。そのため、小論文のやり方を学んでいない一般受験生の方が最初戸惑うのは仕方ないかもしれません。ただ、共通テストで基準を決めているなら別かもしれませんが、一般選抜型入試を経て入学した受験生の方が勉強に対する時間はかなり使っているはずです。それにも関わらず、推薦組の生徒の方が成績が良いと言っている大学もあります。ただ、一般選抜型入試の生徒に対して知的好奇心を伸ばせていない大学の学びについて疑問に感じます。そもそも、大学の成績が高いとは何でしょうか?客観的な試験と点数化などされた記憶はありませんが…。

そして、最大の謎は受験勉強をしてきた学生はつまらない存在なのでしょうか?受験勉強をしてきた生徒だって多様な経験をしています。「多様な人材を~」と言わなくても、受験生それぞれの個性や多様性を認めていない気がします。特に、一般選抜入試で苦労した受験生ほど推薦入試の増加は不満を感じるのではないでしょうか?そもそも、多様な人材を集めたから成功するのでしょうか?必要最低限の知識がないといけない気がしますが…。

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