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部活動は必要か不要かの答えを探してみた

はじめに

磐越自動車道でのソフトテニス部の事故や教職員の働き方改革、部活動の地域移行の中で部活が必要とする人々もいれば廃止すべきの意見もある。では、本当は部活が必要か不要化の答えを探してみましょう。

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■ 部活動が労働者の権利を守れていない問題

部活動が本当に必要なものであれば継続されるはずです(既に部活動は教育課程の1つではない)。そのため、土日など試合などに引率した場合には労働基準法で定められた「法定休日」に働いた場合は通常の35%増し、学校が定めた「法定外休日(所定休日)」の場合は通常の賃金(または25%増し)が支給されなければいけません。そもそも、給特法自体もどうかと思いますが、通常の労働者が認められている休日出勤による賃金の支払い、そして労働基準法における休日は、「毎週少なくとも1日」または「4週間を通じて4日以上」付与することが必要となります。そのため、平日は授業で土日は試合のため引率自体が労働基準法に違反しています(給特法で誤魔化してはいる)。

そのため、労働基準法(労働者の最低限の権利)違反にならないように部活動が可能であるなら継続しても問題はありません。そのために、人件費の増加と余剰人員の確保(代休が必要になる)が確保できるでしょうか?恐らくは不可能かもしれません。ただ、本当に必要なものであれば資金も人材も確保します。そもそも、小中学校ではタブレットを生徒に持たせているではないでしょうか?高校生は自腹の学校が多いでしょうが。そのため、部活動を続けるために生徒1人あたり8万円(*タブレット代程度)ほど徴収してはいかがでしょうか?そうすれば、顧問に支払う財源を確保できるだけではないでしょうか?

でも、もし部活動を維持するために部費以外に高額なお金を徴収するとなると反対する人が多いのではないでしょうか?結局の所、誰かの犠牲によって成り立っているサービスは無理があります。民間企業であれば儲からない仕事をいつまでも続けるでしょうか?結局は、部活動を継続していくためには相応の資金の提供が求められるでしょう。

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■ 部活で学べること

部活動では交友関係の深まりや上下関係、礼儀、学校生活の満足度を高めていくことができます。そのため、部活動に加入している生徒と加入していない生徒では交友関係に差がある場合があります。しかし、部活動に入らないとそれらのことが学べないこと自体に問題があります。実際に、部活動を通して生涯の友達が出来る素晴らしさがある一方で、「部活動=素晴らしい」というイメージが強すぎる気がします。実際には、部活動内の交友関係は非常に険悪な状態である場合もあれば、上下関係が友達関係の場合もあれば支配的なケースもある。礼儀が良いように見えて人によって挨拶の質が異なる場合もある。また、熱心な部活であればあるほどクラス行事などで「部活があるから」という理由で参加しない、非協力的である場合もある。

結果として、部活が素晴らしいと思う人ほど部活動で得たものが大きいのかもしれない。それは、難関大学に進学した人が偏差値の高い学校に行った方が良いというのと似ている。結局は、自分たちの視点から見て、良かった記憶を共有したいと感じるのは当然だろう。ただ、問題となるのは働き方改革が浸透した中で時間外労働の多さにより、誰かの犠牲によって成り立ってしまっていることである。もし、部活動がなければ教員希望者も多くなり教員の質も向上した可能性もある。

結果的に、部活動で得ることがあれば失うこともあることに気づく必要はある。そのどちらが大きいかである。

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■ 部活動をする先生は熱心と言えるの?

部活動を熱心に取り組んでいる先生の中には自腹で何かの支払いをしたり、サービス残業や休日出勤が当たり前になっている。そのため、熱心な先生と思い込んでいるかもしれないが、家族を放置して部活動に力を注いでいるとも見える。結果として、強制的にプライベートを犠牲にさせられる顧問もいれば自ら望んでプライベートを犠牲にしている顧問もいる。前者は耐え難い苦痛に感じるだろうし、後者は家族からすれば気が良いものではない。

ある時、「なぜ、熱心に部活動をしているのか?」と考えたことがある。その場合、「他人の評価を上げるため」に取り組んでいるパターンと「自己満足」のパターンがある。

まず、「他人の評価を上げるため」に取り組んでいる顧問は管理職から直接評価を上げたいわけではなく、教職員の間で頑張っているところを見せたい場合がある。例えば、毎朝5時30分に家を出て朝練を行い、土日も練習に付き合っていた。そうすると、実際に部活動でしっかりできているかは別として一生懸命取り組んでいる教員との扱いになる。そうすると、通常業務などでも根回しするにしても好意的に受け取られやすくなった。同じことは保護者からのクレームで練習量が減らせないと言っている顧問も保護者からの評価を気にしているといえる。特に、20代や30代などはどうしても他人の評価が気になるのは仕方がない。また、学校の性質上として協力して取り組むべきことが多いためにマイナスのレッテルを貼られたくない気持ちはわからなくない。というより、人の噂や評価をし過ぎる人が多いよな気がする。

2つ目の「自己満足」のパターンの1つに、中学校や高校生での楽しかった部活動の経験を社会人になってからもしたい人がいる。冷静に考えれば、部活動の顧問は競技の経験者であっても専門的なコーチングの勉強をしているわけではない(未経験者を除く)。熱中症やAEDなどの講習などは受けることがあっても、専門的な教育を受けた人の方が少ないのではないでしょうか?もちろん、顧問になって勉強しているでしょうが常に最新の情報をアップデートしていくことは不可能に近い。なぜなら、部活動の専業で働いていない限りは数多くある仕事の1部でしかないからです。そのため、強豪校でない学校などは果たしてどこまでしっかりと練習を見れるのでしょうか?中学生段階から整骨院に通っている生徒もいるぐらいですから。

結局、部活動は教職員の業務の1つでしかないため、熱心に部活動を取り組んでいる場合は何かが失っている可能性がある。もちろん、全てを完璧にこなす先生もいるでしょう。ただ、多くの先生は平凡なためにサービス残業などを増やして対応するしかありません。

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■ 部活動の問題点がなければ推奨できる

部活動の問題点の1つは顧問に対する対価の支払いになります。ただ、それ以外に問題点もあるのは部活動の影響で勉強時間が確保できない点です。中学生であれば内申点は進路選択で大きな所ですが、テスト期間に試合があるため1週間前も練習がある。そして、土日は試合で勉強できないというケースがあります。中学校の場合は定期試験と重なりやすいのは市の規模の大会のため、なぜ調整しないのかなと感じる時があります。また、部活動の練習時間が決まっているはずが「延長届け」を提出すれば練習時間を伸ばせることが常態化している点などもあります。まるで、部活動を特別扱いしている状態になっているのは気になります。そのため、練習日や試合日など予定が直ぐに変わる部活動もあります。ただ、そうすると部員の勉強時間を削ってまで部活動をしている顧問は熱心と言えるのでしょうか?勉強したくない生徒にとっては良いかもしれませんが、勉強もしたい生徒にとっては不利益になっている場合があります。

同じことは、高校の場合はどこまで部活動をするかの問題になってきます。例えば、受験勉強をしたいと言う生徒に対して引退後の8月の合宿に手伝いに参加させた顧問がいます。また、受験勉強している生徒に対して10月の文化祭に出るために練習するように管理職に文句を言っている顧問もいました(*生徒が板挟み状態)。それどころか、旧AO入試での面談日程を練習試合があるからと先方に日程を変更するように言った顧問もいます(*公式戦の出場表を提出すれば変更は可能であったが、最初の段階では試合としか言っていなかったことが発覚)。受験用の補習をしていれば隣の教室で楽器の演奏を始められたこともあります。その一方で、特別教室などを活動拠点にしている部活動の中にはエアコンを通常より低い温度設定で使用している場合もあります。そのため、部活動が特別な存在になってしまっている。

結局、部活動を継続していくためには部活動のあり方をもう1度考え直す必要があります。その第一は金銭的な負担があっても部活動を継続するかどうかです。それが難しいのであれば外部に任せるしかないかもしれません。ただ、部活動自体が衰退していくのは避けたいので、負担がない形で継続していけば良いのではないでしょうか?それが難しいのですが、全国大会をなくせば日程的な負担は一気に減るかもしれません。もっとも反対も多いでしょうけど。それぐらいのことをしないと部活自体が消え去ってしまう気がします。

最後に、部活動を休みなく熱心に取り組んでいる先生がいるのはわかりますが、なぜ勉強面ではそれほど熱心に取り組んでいる先生はいないのでしょうか?

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