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共通テスト直前に取り組む勉強時間の配分【大学受験】

共通テストを攻略する

はじめに

共通テストが近づき始めると、何をどの様に勉強するか悩ましい所です。そのため、今回は効率的に学習するための勉強時間の配分を考えてみましょう。

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まず、受験に失敗しやすいタイプは過去問演習ばかり取り組む勉強方法は効率が悪い点である。入試直前に近づくと過去問ばかり取り組んで、点数に一喜一憂する受験生が多いと思います。もちろん、過去問演習は必要であるだけでなく、問題のタイプや時間配分をつかむことに有効です。しかし、過去問演習ばかり取り組むことで逆に学力が下がるリスクはあります。なぜなら、過去問演習では問題を解くことが目的になり、見直しや覚えこみ時間が軽視される傾向があるからです。例えば、60分の問題演習をすれば、見直しでは60分以上かかるはずです。そのため、共通テストの全科目の演習をすれば演習+見直しで2~3日使うことになります。結果としてバランスが悪い学習方法になります。

そのため、時間配分は「復習(覚えこみ)+演習(復習)」で最適な時間配分を考えましょう。目的によって時間配分は変わりますが、おおよそ以下の通りです。

勉強時間の全ての時間を問題演習に費やすのは避けましょう。勉強の中心は「覚えこみ・復習」であることを抑えてください。なぜなら、テキストの内容を全て網羅している受験生の方が少なく、覚えたつもりでも忘れていくことが多くあります。そのため、繰り返しの覚えこみや復習を前提に時間配分を決めることが大事です。例えば、勉強を始める前に「英単語ターゲット1900大学入試出る順」「英熟語ターゲット1000」の英単語や熟語のチェックを各300語ずつ取り組ませることがあります。大体、30分で終わるのですが、毎日(もしくは2日に1回)必ず取り組むべき繰り返す教材はしっかりと作っておきましょう。そうすると、国公立型の科目数であれば、それらを取り組むだけで時間がかかります。ただ、この繰り返し学習するから学力の定着もします。

結局、最後の最後まで英単語をチェックしていたなど基本的な内容をしっかり仕上げることが優先順位が高いでしょう。特に共通テストは初見の受験生はいないことを考えれば問題の形式はわかっています。

以上のことを考えれば、受験指導している際も10時間勉強していても過去問演習は2題程度に抑えるようにしています。そうすうことで復習時間をしっかりと確保します。ただ、時間があるときは敢えて全科目を解かせることがありますが、それは1週間もしくは2週間に1回程度で考えます。直前はもう少し期間は短くします。そうすることで、問題演習ばかりしても効果がない受験生であっても学習の漏れを学び直せるので効果的な学習となります。

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