大学受験に必要な参考書や問題集について活用方法も含めて紹介しています。今回は長文読解に関してです。数多くある参考書で、どれを選んでよいかわからないかもしれません。そのため、参考にしてもらえればと思います。
英語長文レベル別問題集4 中級編【改訂版】 [ 安河内 哲也 ] 価格:990円 |
「英語長文レベル別問題集3 標準編」の続編である「英語長文レベル別問題集4」では、これまで順調に問題を解いていた受験生も手が止まる可能性があります。もちろん、問題によって難易度が多少異なるため解きやすい問題もありますが、多くが英文量が少し増えただけにも関わらず難しいと感じるケースが多いです。その理由としては、①語彙力が求められる、②英文の内容自体が難しくなる、この2点になります。ただ、文法的な難しさに関しては、これまでに取り組んでいれば難易度はそれほど変わりません。
本書は共通テストや私大受験に対応したレベルの内容で構成されており、決して易しい教材ではありません。内容からしても共通テストレベルの問題と並行して取り組む教材であり、中堅私大であえば対策に使用できる参考書になっている。
1冊を取り組むのに2週間~1ヵ月程度が目安のために、少し入試問題に近づきたい受験生が取り組むべき参考書である。
「e点ネット塾」使用方法
「英語長文レベル別問題集3 標準編」や「ソクトレ150 英文速読トレーニング 標準編」が終わった受験生に取り組むことが多い文章です。上記の内容では、ほとんど理解できている状況のために、少し骨が折れる問題をやらせるために使用します。
まず、本書に躓く多いパターンは語彙力不足になります。「英単語ターゲット1900大学入試出る順」の1~400程度の語彙力は最低限欲しいかもしれません。そして、英文が読めてくると内容自体が多少難しくなります。ただ、実際の入試問題はもっと複雑な内容を取り扱うので、極端に難しいわけではありませんが慣れていない受験生にとっては苦戦するでしょう。
そのため、1周~2周の範囲で取り組ませるようにします。この後に共通テストの過去問レベルが取り組めていくので、しっかりと問題が解けるようにはしておきたい所です。
注意がいる点は、文型の理解は深めることができますが、細かい文法的な解説は少ないかもしれません。そのため、読解時には何を目的にするかを考えて取り組みましょう。もし、独学でする場合は英文に慣れる点と文型を深める点の2点を重きにおいてください。
英語長文レベル別問題集4 中級編【改訂版】 [ 安河内 哲也 ] 価格:990円 |