公 開 | 2009年(日本公開は2010年) |
監 督 | ジャン=ピエール・ジュネ |
時 間 | 105分 |
出 演 | ダニー・ブーン ドミニク・ピノン ヨランド・モロー ジャン=ピエール・マリエール ジュリー・フェリエ |
音 楽 | ラファエル・ボー |
配 給 | ワーナー・ブラザース(フランス) 角川映画(日本) |
興行収入 | ― |
レンタルビデオ店で働いていたバジルは発砲事件の流れ弾で頭に銃弾が残されています。そのせいもあり、仕事も家も失ってしまった。路上生活をしていく中で個性的な仲間たちとである。その個性的な仲間たちと一緒に頭の中の銃弾をつくった会社と殺した地雷をつくった会社に復習を実行する。
バジルは子どもの頃に地雷により父親が亡くなっている悲しい過去がある。物語の冒頭で描かれているが、その後成人した後にレンタルビデオ店で働いていた際に銃撃の流れ弾によって頭に銃弾が残ってしまった(*最初、レンタルビデオ店ではなく家で休んでいるのかなと思うぐらいリラックスしていた)
頭に銃弾が残された状態で仕事も家も失ってしまう悲しい人生である。それでも、バジルはたくましい点もあり路上パフォーマンスをしながら生活をしていた。ある意味で、この適応力は素晴らしいものがある。
その後、スクラップ工場でホームレス仲間をつくることになるが、この仲間たちが個性的というか面白いキャラクターで一杯である。それぞれも、何かの背景を抱えながら最終的にこの場所に辿り着いたんだなぁと思いながら楽しめる作品です。
バジルを中心とするホームレス集団vs軍需企業2社の対決構図はわかりやすい。ホームレス集団は色々なアイデアを使いながら2社を追い込んでいくことを見る楽しさがある。
無料トライアル実施中!<U-NEXT>物語が始まった際に父親が地雷でなくなるなど重苦しい雰囲気があった。最初見ていると雰囲気が重かったので、ブラックジョークなどと書いているため重い物語なのかと感じていた。
しかし、企業との対決が進んでいくうちにバジル達の作戦が非常に面白く展開してくれる。なるほど、と思える点も多いしフランス映画らしい表現方法もあり見所が沢山である。
問題となるのは最後であるが、途中までは物語良かったけど最後が後味が悪い状態で終わるのかな?と感じていた。しかし、最後にすっきりする終わり方をしたのが良かった。中々の名作である。
正直、華やかさは少ない点があるが物語自体は面白い。小さな力で巨大な組織に立ち向かう面白さがある作品である。
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