模試や高校の偏差値に関係なく、高校2年生の冬から難関私立大学(GMARCH以上、関関同立)を目指して、どの様に学習計画を立てれば良いかを考えていきます。受験に不安を感じている場合は何かの参考にしてください。
受験までの学習計画は大きく5つの時期わけます・①「高校2年生3月までの期間」、②「高校2年生春休み」、③「高校3年生1学期」、④「高校3年生夏休み」、⑤「高校3年生9月~1月」に分類して考えていきます。それぞれの時期に何をすべきかを考えていきましょう。
まず、そもそも受験勉強を始めたからと言って比例して学力が伸びることはありません。必ず、停滞期も迎えます。そのため、どの時期に何をすべきかを知っておくことで順調に学力を伸ばすための方法を身に着けていきます。また、模試でA判定や過去問で合格得点率の+5%程度をとれるようになったら勉強時間などを調整すれば良いので、それまでは必死に勉強すると考えてください。ただ、実際には完全な受験モードになるまでに時間がかかると思います。そういった意味でも、高校2年生冬から受験勉強を始めてくれれ難関私立大学への合格に一歩近づくと考えてください。
Z会Asteria まずは無料でお試しくださいまず、この時期に重要なことは受験勉強に慣れることです。これまで、高校受験や定期試験の勉強はしてきましたが、大学受験は別物と考えてください。学習しなくてはいけない範囲が多いため、片手間では対応できません。また、学校の授業で受験に必要な知識が入ることは少ない。そのため、まずは受験勉強に慣れることです。
受験勉強に慣れるためには、①継続的な勉強時間の確保、②基礎学力の土台作り、この2点になります。
まず、基本的に少ない時間でも良いんで毎日勉強をする習慣をつけてください。もちろん、毎日10分で良いとは考えないようにしましょう。それは、あまり勉強できない日もあるけども基本的には平日に3~4時間の勉強時間は確保したい所です(*ただし、忙しい場合は1~2時間程度で土日でもっと多くの時間を費やす)。最低でも少なくても勉強しなくてはいけないという気持ちを持ち続けてください。この差がが大きく結果で変わってきます。
そして、基礎学力づくりをするためには多くの教科や参考書に手を出すのはやめましょう。まずは、軸となる科目を中心に基礎作りをしていきます。例えば、「データベース3000」などの単語帳を完全に覚えにかかります。ただ、単語帳ばかり勉強しても面白くないので「ソクトレ150 英文速読トレーニング はじめて編」・「ソクトレ150 英文速読トレーニング 標準編」などで長文を読みながら語彙力をつけるようにしましょう。あくまで目標は単語力を身につけることです。逆に失敗しやすい例が、受験勉強を始めていきなり「英単語ターゲット1900大学入試出る順」 に手を出すことで。英検2級を持っているなら別ですが、努力が結果に結びつくまでに時間がかかる上に、基本単語を覚えていないケースも出ます。そのため、まずは基本の単語を覚えて、それからステップアップするようにしましょう。
この時期は基本的に①英単語(英語長文)、②漢字、③古文単語(余裕あれば)の3点を中心に学習するようにしましょう。これ以上は負担が大きすぎて続かない可能性があります。あくまで、春休みに向けて学力を伸ばす土台作りと思ってください。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。高校では春休みは比較的長いので、この時期間に勉強時間を確保することが出来れば学力を伸ばすきっかけになります。そのため、この期間は、①勉強量を増やす力をつける、②科目数を増やす、この2点が大事になります。
まず、この期間に「英単語ターゲット1900大学入試出る順」 や「英熟語ターゲット1000」が取り組めるまで語彙力を増やしていきましょう。どちらも、皆さんが思うより時間がかかります。そのため、8月でに仕上げていきたいことを考えれば、勉強時間がとれる3月が勝負になります。もし、4月以降からで大丈夫と安易に考えているなら、通常授業を受けながら単語を仕上げることの大変さを知っておきましょう。単語を100個覚えるのではなく、単語帳全部の意味を覚えます。そして、8月以降は派生語なども覚えてほしいので、この時期から始める方が良いでしょう。また、長文読解は継続しながらも英文法問題集の時間も確保しましょう。
英語以外では、国語は漢字を仕上げていく一方で、現代文の問題読解、古文単語と文法も進めていきます。そして、3科目目の学習も少しづつ始めていきましょう。
結果、ルーティンワークとして最低限は以下の内容を取り組むようにしましょう。
この内容を取り組んでも2時間程度の勉強時間しかありません。これは、基礎学力を伸ばすだけでなく、3年生1学期でも継続して勉強ができる最低水準になります。残りの時間で、上記の内容を更に深堀する、長文読解、現代文演習、選択科目の勉強などに費やしてください。
ただし、この春休み中に学力が仕上がることはありません。あくまで、3年生に入ってから学力を伸ばしていくための下準備でもあります。また、この時期に完全な受験モードになるケースの方が稀です。まだまだ受験が先と甘い考えを持ってしまっています。そのため、土台を積み上げることが目的になります。
≪アニメ・ゲーム・キャラクターグッズ専門店≫この時期は、「学校生活を楽しむ」方が「受験勉強をする」よりも上回ってしまいます。春休み中はしっかり勉強できた受験生も学年が変わると通常授業や学校行事、部活動で勉強時間が大幅に減ります。この時期に頑張れるかどうかが学力を伸ばせる鍵になります。
ただ、この時期は学力は停滞するか低下する傾向があります。なぜなら、春休み中と違って勉強する時間が減少するためです。また、学校行事関係や部活でも勉強時間が減らされます。むしろ、この時期に勉強だけ集中できる方が少数派ではないでしょうか?そのため、春休みに取り組んでいたルーティンワークがここで効果が出てきます。この時期に学力が大幅に伸びないかもしれませんが、学力を落としたくもありません。むしろ、今の学力を深みに出すチャンスでもあります。
最低でも平日には2時間程度、土日祝日はできる限りの勉強時間(8時間以上)を確保しましょう。
この時期は、「学校の思い出」と「受験勉強」が天秤にかけられる苦しい時期でもあります。ただ、この時期に頑張れなかった受験生が6~8月に離脱していくことになります。
春休みから、しっかりと勉強してきた受験生はここで一気に学力を伸ばしにいきます。もちろん、日々のルーティーンワークとして、英単語(300語)・英熟語(200語)・英文法or古文文法・古文単語・選択科目の見直し・漢字は必須として、演習問題で徹底的に鍛えていきます。基本的な流れは「覚えこみ」→「問題演習」→「解説」→「覚えこみ」を繰り返していくだけです。間違っても、覚えこみの時間を減らさないでください。また、問題ばかり解いても学習効果は高くありません。大事なのは覚えこみで学習の粗をなくすことです。
この時期の受験生は1日10時間以上の勉強は当たり前と考えてください。そもそも、過去問演習では1科目で60分~90分程度もかかる以上は時間などあっという間に過ぎていきます。また、この時期に受験勉強を頑張れないなら、その学習意欲に疑問を感じてください。
夏休みの終わりまでには、志望校のワンランク下の大学で得点率が70%を超えることが目標になります。そうしないと2学期以降に本命の入試問題以外の対策も必要になります。
この時期は覚えこみと同時に問題演習も並行して取り組むことができます。そのため、学力が大幅に伸びやす時期です。また、覚えこみを繰り返した教材が9月以降に効果を持ち始めます。受験生の夏休みであれば最低限は10時間前後は学習することを意識しておきましょう。
「小顔」体験キャンペーン!リピーター続出【エルセーヌ】夏休みが終わると受験までラストスパートですが、ここで大きな落とし穴があります。それは、学校が始まったことで思い通りに勉強時間が確保できない点と学校行事や人間関係が負担になる点です。
まず、夏休み中に10時間以上勉強できた受験生であっても学校が始まると受験勉強の時間は確実に減ります。もちろん、学校の授業が受験に直結していれば問題はないのですが、必ずしも受験には直結していないことがおおいでしょう。結果として、勉強時間が確保できないことに焦りが出てきます。
また、2学期に文化祭や体育祭などの学校行事がある場合に半強制的に参加させられる場合は大変です。もちろん、受験生自身も学校行事が楽しく感じたり、クラスメイトと雑談することも楽しいでしょう。その際に、メリハリがしっかりついていれば問題ありませんが、多くの受験生は逃避する傾向があります。つまり、追い込みをかけなくてはいけない時期に勉強のペースを落とすことが問題なります。周りの受験生が必死に追い込んで勉強している時間を学校行事にとられるということです。たかだか、数時間、数日かもしれませんが気の緩みから元に戻すだけでも大変です。
ただ、ここで学力を落とさずに伸ばすために大事にる点は夏休み中に読み込んだ参考書になります。夏休みに参考書を読み込んでおけば、8月に1時間かかった内容を9月には30分以下で済みます。つまり、勉強時間が減っても勉強量は維持できます。
そして、10月以降はルーティンワークとしての見直しを基本としながらも過去問演習ばかり解いてください。参考書は綺麗な問題ばかりですが、過去問は綺麗な問題ばかりありません。そのため、実践的な力がつきやすくなります。私立大学であれば受験大学の過去3年分はしっかりと取り組んでださい。これを繰り返すことで最後の最後でグッと成績が伸びます。
高校2年生冬から受験勉強を本格的にすれば難関私大でも合格できます。もちろん、それなりに勉強する必要がありますが、最初から諦めずに頑張れるかが大事になります。そして、過去問演習で合格点を超えるのが当たり前になればペースを落とすことも可能です。ただ、成績が伸びるまではしっかりと勉強することになってください。
あくまで上記のは大筋の計画であり、学力の進捗状況によって柔軟に対応してください。